ヒューマンリソシア株式会社
ワークイノベーション事業本部 DXソリューション事業部
DX営業本部 本部長
村上さん
1994年生まれ、神奈川県出身。人に関わる仕事がしたいという思いから、2016年ヒューマンリソシア株式会社に新卒入社。人材派遣部門で営業を担当し、2016年度優秀新人賞、2017年度優秀社員賞を受賞。2018年にジュニアマネージャー、2021年マネージャーへ昇進。2023年4月、「生成AI元年」ともいわれる時期にDX部門に異動。生成AIサービスの企画・営業推進に携わり、2024年にはHRテックサービスの立ち上げ、2025年4月よりBS(ビジネスソリューション)営業部責任者としてAIエージェントサービスの営業・営業企画等に従事、2026年4月に、ワークイノベーション事業本部 DXソリューション事業部 DX営業本部 本部長に就任。

現在の仕事内容
使える状態まで伴走する
2025年度に担当していたBS営業部では、約20種類のSaaS関連商材を代理店として販売し、私は、その売上拡張をミッションに営業活動に取り組んでいました。また、AIエージェントサービスの立ち上げにも関わり、複数の部門と連携しながら、営業・営業企画・プロモーションを横断して担当していました。そして2026年4月からは、その範囲を広げ、BS営業部で取り扱っていたSaaS関連商材に加えて、RPAなどのDXソリューション全般を取り扱うDX営業本部の営業責任者として、DX活用による生産性向上を支援しています。
もともとは人材派遣部門で営業を担当していましたが、入社8年目でDX部門に異動しました。新しい事業領域ということもあり、新人の頃のように一から学び直す日々でしたが、その感覚は今も続いています。
ITやDXの領域は変化のスピードが速く、1カ月前の情報が古くなることもあります。そのため、常に新しい情報を取り入れながら、お客さまにとって何が最適かを考え、その時々で納得していただける伝え方を探し続ける必要があります。

また、人材派遣を基盤としてきたヒューマンリソシアがDX商材を扱う意味についても、考え続けています。私たちだからこそできることがあります。サービスを「使いこなせる状態」にするまで寄り添い、伴走できるということです。
どんなに優れたサービスを導入しても、現場で活用され、業務の変化につながらなければ意味がありません。教育や研修を通じて業務の改善点を可視化し、提案にとどまらず、運用支援を通して現場で活用されるところまで伴走する、そこに、私たちの価値があると考えています。
「労働人口減少」という課題との接点
仕事のあり方を変える

DX事業では「ワークイノベーション」を掲げ、人とAIが協働できる環境を整えることが、生産性向上につながると考えています。
単に新しい技術を導入するだけでは、生産性向上にはつながりません。実際にRPAで業務の一部を自動化し、作業時間が短縮されても、空いた時間でこれまでと同じ業務を続けているケースも少なくありません。
重要なのは、効率化によって生まれた時間を、より付加価値の高い業務やスキルアップ、リスキリングに充てることです。そのためには、仕事の進め方そのものを見直す必要があります。
例えば「紙を減らしたい」という要望一つをとっても、その背景にはさまざまな理由があります。現場では紙の方がやりやすいと感じている場合もあり、部署や立場によって考え方にずれが生じます。

課題の本質を見極めるには、業務フローを把握するだけでなく、誰がどのような思いで仕事に向き合っているのかを理解することが欠かせません。そのためには、お客さまと関係性を築き、話を聞き、丁寧に向き合うことで、多面的に情報を集めていく必要があります。
最先端の技術を扱う仕事ではありますが、非常に泥臭い、人にしかできない仕事だと感じています。
未来につながると実感した瞬間
「カチッとはまる」瞬間

お客さまの課題に対して、RPAやBPOなどを組み合わせることで、解決に向け「カチッとはまる」ときがあります。そのとき、大きな手応えを感じると同時に、未来につながっていると実感します。
この仕事をしていると、「競合は他社ではなく、お客さまの中にある」と感じることがあります。どの企業から導入するか検討する以前に、現場を変えることへの不安や抵抗、「今のままでいいのではないか」という気持ちが、意思決定を止めてしまうことがあるからです。
AI活用においては、業務が本当に改善されるかという不確実性や、セキュリティへの懸念などから、社内での推進に苦労されている企業も少なくありません。どれだけ優れた技術であっても、現場の業務や人の意識が変わらなければ、導入は進みません。お客さま自身が、納得し、変化を受け入れていただく必要があります。
お客さまの心が動き、現場が変わった、その「カチッ」とはまった瞬間が、生産性向上という未来につながっていきます。その瞬間を増やすために、課題解決の先にある未来を提示しながら、人の心を動かしていくことが、私たちの仕事の本質なのだと考えています。
今後取り組みたいこと
人の役割を問い続ける
働き方はこれからどう変わっていくのか。そこに明確な答えがあるわけではありません。
当社がRPAの販売代理を始めた10年ほど前、仕事において人は不要になる未来があるのではと考えたこともありました。しかし、今も変わらず人は必要とされています。
重要なのは、「どこに人が関わるべきなのか」を見極め続けることです。技術によって代替できる部分と、人にしかできない部分を捉え、そのあり方を問い続けていく必要があります。
エージェンティックプロセスオートメーション(APA)という考え方も出てきています。RPAが定型業務の自動化を担ってきたのに対し、AIの活用によって、より柔軟な業務支援が可能になりつつあります。どちらが新しい、古いではなく、それぞれの特性を踏まえて最適に使い分けていくことが重要です。お客さまの現場に向き合い、最適な施策を提案することで、「変わった」「良くなった」と実感できる変化をつくり続けていきたいです。

※2026年4月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。肩書き・部署名等は取材時のものとなります。