マネジメントメッセージ Management Message

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。

当社グループの第23期中間連結会計期間(2024年4月1日〜2024年9月30日)の事業概況と通期の見通しについて、ご報告申しあげます。

中間連結会計期間を振り返って

 当社グループは、「事業の高付加価値化と利益率の向上」を成長戦略のテーマとし、教育を中心としたビジネスモデルの強化、DX推進による業務効率化と高付加価値ビジネスの創造、事業戦略に則したM&A推進に注力するとともに、綱領「為世為人」、バリュープロミス「SELFing」から成る経営理念に基づき、社会と人々に貢献すべく「人を育てる」事業、「人を社会に送り出す」事業を中心としたビジネスモデルの強化・発展に取り組みました。

 人材関連事業は、人材派遣における堅調な人材需要を背景に、就業スタッフ数が増加しました。教育事業は、独自の学習プラットフォームである「ヒューマンアカデミーassist」のサービス品質向上に注力しました。介護事業は、施設稼働率が改善しました。

 以上の結果、当中間連結会計期間における売上高は、前年同期比4.0%増の49,158百万円となりました。利益面では、営業利益は前年同期比3.9%増の1,081百万円、経常利益は前年同期比7.5%増の1,128百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は前年同期比0.4%増の605百万円となりました。

通期の見通しについて

 通期における連結業績見通しは、売上高99,300百万円(前期比3.6%増)、経常利益3,350百万円(前期比1.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,200百万円(前期比2.0%増)を見込んでおります。

 人材関連事業においては、専門性の高い人材の確保のみならず、業務効率化が課題となっており、人材派遣では、無期雇用の推進やリスキリングを通じたキャリアアップ支援により専門性の高い人材の輩出に注力してまいります。また、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)やAIツールなどのデジタルソリューションツールの販売及び利活用支援にも注力してまいります。

 教育事業においては、「ヒューマンアカデミーassist」を活用し、「SELFing」を通じたキャリアカウンセリングなどの学習サポートを強化することでリスキリング支援に取り組むとともに、自分らしさを実現するための学習ニーズにマッチした商品開発を進めてまいります。

 介護事業においては、デイサービスや小規模多機能型居宅介護の稼働率改善に加え、ドミナント展開エリアに介護関連サービスの展開を図ってまいります。また、人材不足に対しては、海外介護人材を活用すべく、採用に加え日本語教育や介護教育の体制構築に注力してまいります。

 スポーツ事業においては、プロバスケットボールクラブ「大阪エヴェッサ」の集客力強化に取り組むことで、2026年に開幕するB. LEAGUEPREMIERへの参入を目指してまいります。ネイルサロン運営事業においては、人材育成を進めることでサービス品質の向上に努めてまいります。IT事業においては、WEBマーケティング商材の強化と拡販に注力してまいります。

 株主の皆様におかれましては、何卒格別のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申しあげます。

2024年12月

代表取締役社長

佐藤 朋也