ヒューマンビジネスイノベーション

社会人教育 2019/02/14 【現場レポート】

全世界で活躍する修了生をつなぐ
「日本語教師養成講座」修了生の同窓会を初開催!

2019年1月14日(月・祝)、ヒューマンアカデミーの「日本語教師養成講座」修了生が一堂に会した同窓会と、同窓会発足を記念したシンポジウムが、実践女子大学の渋谷キャンパスにて開催されました。その模様をレポートします。

ヒューマンアカデミーでは、1990年より大阪で「日本語教師養成講座」を開講して以来、約25,000人の修了生を輩出。活躍の場は日本国内に留まらず、世界52カ国にまで広がっています。また、現在でも全国で常時2,000名以上の受講生が、日本語教師を目指して学んでいます。

そこでヒューマンアカデミーでは、全世界で活躍中の修了生をつなぐ機会と、技能向上のための研究、普及活動と発展的活動に向けた支援の場を提供するため、このたびの同窓会を企画しました。これにより、国際社会で活躍する日本語教師と日本語学習者のより良い未来の実現と、教育品質のさらなる向上を目指します。
当日は、同窓会発足を記念したシンポジウムも開かれ、著名な教授らによる特別講演やパネルディスカッションを展開。日本国内はもとより、海外からの修了生を含む220名以上が参加する、盛大なイベントとなりました。

開催に先立ち、ヒューマンアカデミー社会人教育事業部 取締役 服部孝大が挨拶を行ない、「この同窓会の活動を通して、修了生・講師の方々の交流がその場限りのものでなく、世代を超えて長く継続できるような、つながりの深いものになるよう尽力する。引き続き、日本語教育の質の向上・活動支援を行なう」と抱負を述べました。

真の外交官として世界をつないでいく存在に

冒頭、ヒューマンアカデミー日本語学校東京校 辻和子校長が、「海の流れとともに」と題し、ヒューマンアカデミーの日本語教育の歴史について講演。「日本語学校で働きながら教科書作りに携わるという、滅多にないチャンスが、ヒューマンアカデミーでは2回も巡ってきた。仕事と仲間と家族、そのすべてを並立させるのは容易ではなかったが、おかげで『"複"を生きることは"福"である』と知った」と、自身と日本語教育との関わりを振り返りながら語りました。

そして、大きく変わりつつある日本語教育界を担う同窓生に向け、「言葉は人をつなぐ。学習者同士がつながり、学習者と日本人がつながり、学習者の国と私たち日本が、そして世界がつながっていく。このつながりを司るのが、私たち日本語教師。皆が共に歩める、良い人間関係を育むコミュニケーション力を養成し、真の外交官として世界をつないでいきましょう」と熱いエールを送りました。

参加者からは、「先生のキャリアの礎をうかがうことができたことは、本当にありがたい」といった声が聞かれました。

ヒューマンアカデミー日本語学校東京校 辻和子校長による講演

▲ヒューマンアカデミー日本語学校東京校 辻和子校長による講演

一橋大学 庵教授、実践女子大学 山内教授による基調講演

同窓会発足記念のシンポジウムでは、日本語教育学の第一人者である庵 功雄教授(一橋大学)、山内 博之教授(実践女子大学)による「初級文法の再検討」についての基調講演が行なわれました。

両教授は、「初級文法のシラバスの在り方」に論究。激変する日本語学習者のニーズに、教育現場はどう応えていくべきか、そのヒントを探る貴重な機会となりました。

基調講演終了後は、参加者から寄せられた講演への質問を元に、パネルディスカッションが行なわれました。進行を志賀 玲子講師(一橋大学)、コーディネーターを伊藤 健人教授(関東学院大学)が務め、「初級文法シラバスの在り方」について、より具体的なディスカッションとなりました。

参加者は、時折メモを取りながら熱心に聞き入り、「第一線で活躍されている先生方のお話をうかがうことができ、大変有益な時間だった」「文法についての新しい考え方が学べて良かった」「文法シラバスの新しい方向性が示されて、大変参考になった」などの感想があがりました。

庵 功雄教授(一橋大学)の基調講演

▲庵 功雄教授(一橋大学)の基調講演

山内 博之教授(実践女子大学)の基調講演

▲山内 博之教授(実践女子大学)の基調講演

参加者から寄せられた講演への質問を元に実施したパネルディスカッション

▲参加者から寄せられた講演への質問を元に実施したパネルディスカッション

旧交をあたためた懇親会

シンポジウム終了後に開催した懇親会には、1994年から2018年までの修了生、約150名が参加。修了生や講師らの久しぶりの再会に各所で歓声があがり、旧交をあたためる機会となりました。また、会場にはヒューマンアカデミー就職課による就職相談コーナーを開設。講師登録など、今後の活躍に向けた支援を実施しました。

今回の同窓会に参加した修了生からは、「同窓会が発足し、大変嬉しい。これからも継続してほしい」という多くの声が寄せられました。こうして、第1回となる同窓会は盛況のうちに幕を閉じました。

ヒューマンアカデミーでは今後も、日本語教師養成講座修了生の発展を目指した同窓会やイベント等の、定期的な開催を予定しています。

旧交をあたためた懇親会

ヒューマンアカデミー「日本語教師養成講座」はこちら:http://haa.athuman.com/academy/japanese/

同窓会およびシンポジウムの概要はこちら:https://www.athuman.com/news/2019/190130_ha_nihongo/

※2019年1月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。肩書き・役職等は取材時のものとなります。

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