ヒューマンビジネスイノベーション

児童教育 2018/08/23 【現場レポート】

日本への切符を手に入れるのは誰?
「第2回 ヒューマンアカデミー 中国ロボット大会」開催

2018年7月15日(日)、修曼(上海)商務諮詢有限公司が主催する「第2回 ヒューマンアカデミー 中国ロボット大会」が、上海交通大学(中国・上海市)で開催されました。

大会では、「ヒューマンアカデミーロボット教室」の生徒たちが、授業で使用しているオリジナルキットを使ってロボットを製作し、デザインやアイデア、動きのユニークさを競います。この日、大会にエントリーしたのは、中国国内の教室に通う、約20教室200名の子どもたちのうち、予選を通過した30名。応援するご家族やお友達など、200名近い来場者で、会場は熱気に包まれました。

開会にあたり、ご挨拶をいただいた在上海日本国領事館 経済部領事 和仁一紘氏は、日本において、ロボットが自動車産業をはじめとする製造業の発展を支えてきたこと、そしてそのロボットが技術の進展やAI(人工知能)との融合により進化を遂げ、「鉄腕アトム」や「ドラえもん」のように、日常生活に溶け込み、人間と共存する時代が近づいてきていることに触れ、「皆さんも、そのような世界の担い手になって欲しい」とエールを送りました。

開会にあたり、ご挨拶をいただいた在上海日本国領事館 経済部領事 和仁一紘氏は、日本において、ロボットが自動車産業をはじめとする製造業の発展を支えてきたこと、そしてそのロボットが技術の進展やAI(人工知能)との融合により進化を遂げ、「鉄腕アトム」や「ドラえもん」のように、日常生活に溶け込み、人間と共存する時代が近づいてきていることに触れ、「皆さんも、そのような世界の担い手になって欲しい」とエールを送りました。

また、会場となった上海交通大学の副校長、中国科学学院院士 毛軍発教授から、開幕の言葉をいただきました。

また、会場となった上海交通大学の副校長、中国科学学院院士 毛軍発教授から、開幕の言葉をいただきました。

さて、いよいよ本選がスタート!

各自5分の持ち時間で、自作のアイデアロボットをプレゼンします。実際に動かしてみせるのはもちろん、スクリーンやプレゼンボードも使って特徴を説明します。「どのような仕組みで動いているのか」、「苦労した点はどこか」などを、審査員や観客に分かりやすく伝えるプレゼンテーション力も試されます。

まずは、主に5~6歳の未就学児がエントリーしているプライマリー部門から。
お父さんにダイエットしてほしいという思いで作った、ジョギング健康器具のロボット「ダイエットパパ」。

お父さんにダイエットしてほしいという思いで作った、ジョギング健康器具のロボット「ダイエットパパ」。

子どもでも使える電気ドリルを作った「体感電気ドリル」。
実際に紙コップの底に穴を開け、花を挿してみたりもしました。

子どもでも使える電気ドリルを作った「体感電気ドリル」。

続いて、主に小学生がエントリーするベーシック部門では、最近日本でも話題の卓球からインスピレーションを受けた、その名も「卓球ロボ」。
素早くラケットを振ってピンポン玉を打ち返します。

続いて、主に小学生がエントリーするベーシック部門では、最近日本でも話題の卓球からインスピレーションを受けた、その名も「卓球ロボ」。素早くラケットを振ってピンポン玉を打ち返します。

パイレーツ・オブ・カリビアンでおなじみ、伝説の海の怪物「クラーケン」をイメージした「クラーケンロボ」。
タコのような吸盤をもつ長く太い足を使って船を真っ二つにたたき割る、そんな怪物ロボットです。

パイレーツオブカリビアンでおなじみ、伝説の海の怪物「クラーケン」をイメージした「クラーケンロボ」。

さらにその上位クラスのミドル部門では、2020年東京オリンピックの正式種目に決定して注目を集めるスケートボードを模した、片足で地面を蹴る力で進むロボット「スケボロボ」が登場。

さらにその上位クラスのミドル部門では、2020年東京オリンピックの正式種目に決定して注目を集めるスケートボードを模した、片足で地面を蹴る力で進むロボット「スケボロボ」が登場

おばあちゃんの足踏みミシンからアイデアを得た「ミシンロボ」。
このロボット、ミシンの針だけでなく、踏むところもしっかり動きます。

おばあちゃんの足踏みミシンからアイデアを得た「ミシンロボ」。

などなど、ユニークな発想で作られたロボットの登場に、観客席からは歓声や笑いが起こったり、思わず「ほぉ~」という称賛の声が漏れました。

そして、このアイデアロボット対決を制した、各部門の優秀者の発表です。

各部門の栄えある1位はこちら!

■プライマリー部門   1位  静安稚麦街教室/朱嘉叡さん  作品名:瘋狂投石机(投石ロボ)

■プライマリー部門   1位  静安稚麦街教室/朱嘉叡さん  作品名:瘋狂投石机(投石ロボ)

「投石ロボ」は、てこの原理で物を投げるロボットです。モーターの力で部品を動かし、輪ゴムの弾力を利用することで、連続した動きが可能になっています。

■ベーシック部門   1位  東莞教室/甘鈺茜さん  作品名:倣生機械馬車(馬車)

■ベーシック部門   1位  東莞教室/甘鈺茜さん  作品名:倣生機械馬車(馬車)

「馬車」は、部材をいくつか組み合わせて、力や運動を伝える"リンク機構"を利用して、馬の動きを再現したロボットです。モーター、シャフト、ギアをうまく連動させたからこそできる、なめらかな動きが特長です。

■ミドル部門   1位  海西蔵南路教室/丁鼎さん  作品名:倫惇橋(ロンドン橋)

■ミドル部門   1位  海西蔵南路教室/丁鼎さん  作品名:倫惇橋(ロンドン橋)

「ロンドン橋」は、「ロンドン橋落ちる~♪」でおなじみの童謡、イギリス・ロンドンのテムズ川にかかる跳ね橋です。ギアの連動とリンク機構の作用で、橋の開閉を再現しています。

各部門で見事入賞した15人全員に賞状とトロフィーが授与されました。また1位となった3人には、副賞として任天堂の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」と、2018年8月25日(土)に日本の東京大学安田講堂で開催される「第8回ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会」への出場権が贈られました。

観客の皆さんの心を動かした独創的なロボットと、それを作り上げた子どもたちには、会場から大きな拍手が送られました。中国でロボット大会が開催されるのは今年で2回目ですが、レベルの高い戦いが繰り広げられました。子どもたちの学ぶちからは世界共通!日本での全国大会での健闘を期待できると感じた大会でした。

※2018年7月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。肩書き・役職等は取材時のものとなります。

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