大好きな日本でグローバル人材と企業をつなぐ
カナダ人の私の「自分らしい瞬間」

スイッチON/OFFを通して「自分らしい瞬間」とは

大好きな日本で、自分のスキルと経験を仕事で活かせている瞬間

カナダで生まれ育った私は子どもの頃から日本の漫画やアニメ、ゲームが大好きで、大学時代から日本語の勉強を始めました。日本への憧れが募り、大学1年から2年に進むとき、ワーキングホリデーを利用して1年間、日本で生活しました。日本の人たちはすごく親切で、住みやすさを実感。日本でずっと暮らしていくつもりで、大学卒業後、日本で働くALT（外国語指導助手）に採用されて日本に来ました。来日後は約7年間、英語教師やマンガの翻訳の仕事などを経験しましたが、特に翻訳は机に向かいっぱなしで、人と接する機会がほとんどありません。もっと幅広い人と触れ合いたいと思い、ヒューマングローバルタレントに入社しました。

現在は採用コンサルタントとして、グローバルな人材を求める国内企業に、日本在住の外国人やバイリンガル人材を紹介したり、採用計画を提案したりする仕事をしています。さまざまな国籍の求職者の方や企業の方と接することができ、仕事はとても面白いです。

「自分らしい」と感じる瞬間は、来日外国人として日本で生活し働いてきた自分自身の経験や、日本語と英語のバイリンガルスキルを活かせている瞬間。自分もそうだったように、スキルを活かして日本で活躍したいと願う外国籍の人や、自分が望む仕事に就いてキャリアアップしたい人たちの手助けができることに、仕事のやりがいと喜びを感じています。

スイッチONの自分

笑顔でミーティングを始める瞬間、自分の中でスイッチが入る

ヒューマングローバルタレントに入社後、最初の3カ月間は1件も成約が取れませんでした。親切なスロバキア人の先輩に仕事を教わりながら試行錯誤を重ねる中で気づいたのが、「面談やミーティングはカジュアルな雰囲気で進めたほうがいいのではないか？」ということ。求職者と面談を行うとき、カジュアルな雰囲気のほうが相手の不安や緊張が和らぎますし、企業の採用担当者とミーティングを行うときも、求める人物像などについて本音を聞き出しやすくなります。それに気づいて以来、「ミーティングは必ず笑顔で始める」ことに決めました。

私は無表情だと相手に少し怖い印象を与えてしまいますが、笑顔だと怖い印象が消えるようです。笑顔で挨拶をし、笑顔で話を始めることで相手との距離感が縮まり、リラックスしてお互いフランクにいろんなことを話せるようになります。笑顔を作ると自分の気持ちも明るくなり、「さあ、これからミーティングだ！」と、自分の中でもスイッチがONに切り替わります。笑顔でミーティングを始めてからは、成約が徐々に増え、求職者や企業の担当者の方々ともいい関係が築けるようになりました。

スイッチOFFの自分

オフにはジョギングなどで体を思い切り動かして、仕事のことを忘れる

私はスポーツが好きで、父からゴルフを教わり、サッカーや野球、バスケットボール、バレーボールなど、さまざまな競技を楽しんできました。日本で暮らし始めてからも、体を動かすことは私にとって欠かせない趣味です。

いまは仕事後や休日に近所をジョギングしたり、家に作ったトレーニングスペースで運動することが日課です。スポーツのよさは、いい意味で仕事を忘れてリフレッシュできること。家にいると、帰宅後もつい仕事のことが気になってメールをチェックしたりしてしまいますが、体を動かしている間は仕事のことは頭からすっかり消え、翌日また新鮮な気持ちで仕事に向かえます。運動をすると体も気分も爽快で、ストレス発散やメンタルの健康にもいいですね。

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心も身体もリフレッシュする大切なスイッチOFFの時間

これからの「なりたい自分」

いまの仕事を頑張りつつ、家族との時間も充実させていきたい

この仕事を始めてから、全く会ったことのない人と話すのが得意になってきたと思います。興味や関心の幅が広がったことも、自分の中の大きな変化です。採用コンサルタントの仕事は、もともと明るくアクティブな私に合っており、5年後10年後の自分像を考えたとき、違う分野の仕事は想像できません。現在のチームメンバーとこのまま仕事を続けて、外資系・グローバル企業とグローバル人材をつなぐ懸け橋になりたいと思います。これからの「なりたい自分」として夢見ているのは、よきパパになること。いまは妻と二人暮らしですが、子どもができ、家族が増えるといいなと願っています。

ダウさんが出演した『SWITCH－自分らしくあるために－』はBS-TBS公式YouTubeチャンネルにてご覧いただけます。

https://youtu.be/OigNGv1pFzw