社会に出てから学び直し、保育士の夢を実現した私が
保育士として成長するために実践する5ルール

社会に出てから学び直し、保育士の夢を実現した私が<br>保育士として成長するために実践する5ルール

スターチャイルド<<和田町ナーサリー>> 0歳児クラス担当 
保育士

佐野川葵

医療事務の短大を卒業後、病院で勤務したり別の仕事もしてみたものの「自分のやりたい仕事、進みたい道とは違うな」と感じ、高校時代からの夢だった保育士になるために2018年総合学園ヒューマンアカデミー横浜校に入学(チャイルドケアカレッジ こども保育専攻)。保育園でアルバイトをしながら2年間通学し、保育士の資格を取得。卒業後の2020年に、ヒューマンスターチャイルド株式会社に入社。就職活動では4つくらいの保育園を見学し、その中でもスターチャイルドは園の温かい雰囲気や保育室のこだわり、保育者の方々の明るさがとても印象的で、自分に合うと感じ志望。また、オープニングスタッフにも興味があり、一から園づくりに携わってみたいと思ったので、新規開園の和田町ナーサリー(2021年4月開園)を希望しました。

「なりたい自分」をつくる5ルール

高校卒業後の進路選択で、保育士と医療事務のどちらを取るか迷った結果、後者を選んだ佐野川さん。しかし、実際に働き始めて「私の『なりたい自分』はこれじゃない」という思いが強まり、保育の道へ進むことを決意。念願の保育士となって2年目の彼女が日々の生活で大切にしていることが5つあります。

① 体調管理はしっかり行う

まず自分が元気で健康でなければ、園児たちとしっかり向き合うこともできません。いつも体調は万全にしておきたいので、体調管理には気をつけています。睡眠時間は7時間くらい確保したいので、夜10時頃には寝るように努めています。帰宅したら、まず「イソジンうがい薬」でうがい。これは幼少時からの習慣で、イソジンは旅行に出かけるときも必ず携帯しています。そして、入浴は夏場も必ず毎日、湯船に浸かります。湯船に浸かると疲れが取れますし、気分もリフレッシュするので、私にとっては欠かせません。その日の気分で入浴剤を選ぶのも、楽しみのひとつです。夕食の前にお風呂に入り、さっぱりしてからご飯を食べて早く寝る。これが平日の帰宅後のルーティンになっています。

毎日の習慣であるお風呂の入浴剤は温泉系が好み。ハーブティーも健康管理に活用。

② 朝食は必ず食べる

朝食は1日の始まりなので、しっかり食べて力をつけるようにしています。私はごはんが好きなので、朝食メニューはおにぎりや納豆ごはんなど、白米+おかずが定番ですが、日によってはヨーグルト+果物ということもあります。いずれにせよ、朝食を取らないと力が出ないので、朝から元気に園児たちと接するためにも、朝食は欠かせません。

③ ピアノ練習

毎日の朝の会・帰りの会、おやつの時間、誕生日会や行事のとき……と、園ではピアノを演奏する機会がたくさんあります。ピアノを習ったことがなく、「ねこふんじゃった」くらいしか弾けなかった私は、入社する前の半年間働きながらピアノ教室に通いました。なんとか弾けるようになったものの、怠けると指が動かなくなってしまうので、園の休憩時間にピアノを練習したり、家にある電子ピアノを演奏したりと、短時間でも毎日できるだけ鍵盤にふれる時間を持つようにしています。

④ わからないことはすぐ調べる

テレビや新聞を見ていて、知らない言葉や、読みがわからない漢字などに出合ったときは、すぐにスマホなどで調べて意味をきちんと理解し、学びにつなげるようにしています。その場で調べられないときは、メモをしてあとで調べます。「ま、いいか」と、わからないことをわからないままスルーしてしまわないように気をつけています。

⑤ 些細なことでもメモをとる

仕事中は常にユニフォームのポケットにミニサイズのメモ帳を入れていて、現場で気づいたこと、忘れたくないことは必ずこのメモに残します。メモの内容で多いのは、現場で耳にした先輩方の言葉です。一人ひとり違う子どもや保護者に対して、それぞれに合わせた言葉を選んだり、対応を考えたりするのは難しいですが、ベテランの先生方は、園児への声かけや保護者との会話でも、素敵な言葉を話している先生が多いんです。声かけひとつで園児の反応は全然違いますし、子どもに話しかける言葉の中に、大人にも響くような言葉があったりして、ハッとさせられます。そんな素敵な言葉に出合ったときは、すかさずメモします。これまでのメモ帳は全部残してあり、時々読み返して参考にしています。

常にポケットに忍ばしているミニノートは成長のための記録。

今後の展望

今の自分に満足せず、常にアンテナを張り、いろいろな情報を吸収していきたいです。また、物事に対して「なぜ?」「どうしてだろう?」と疑問を持つようにし、日々学んで成長していきたいと思っています。日常の業務では、もっと周囲や全体を見て、他の先生方のフォローができるようになることが目標です。そして、いつも笑顔で、素敵な言葉を発せられる保育士になりたいと思っています。

※2022年11月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。肩書き・役職等は取材時のものとなります。