産休育休から復帰し、新しい仕事に挑戦する中で見えてきた
「自立した女性」であるための5ルール

産休育休から復帰し、新しい仕事に挑戦する中で見えてきた<br>「自立した女性」であるための5ルール

ヒューマンリソシア株式会社
GIT事業本部 東日本GIT営業部

池田響

2014年、ヒューマンリソシアに新卒入社。大学では国語教育を専攻し、就職活動では教育系も視野に入れていたことから、バックボーンが教育にあるヒューマングループに魅力を感じました。最終面接で「こんな先輩方と働いてみたいな」と思ったことと、結婚・出産後も活躍している女性社員が多いことが入社の決め手に。当初は漠然と「自立した女性になりたい」と思っていました。
入社後は5年間、大手電機メーカー担当を中心に一般派遣営業を経験後、GIT(※)営業部で1年半、海外ITエンジニアの派遣営業に従事。2020年9月から1年半の産休育休を経て22年4月に復帰。現在は営業支援と、セミナー運営事務局業務を担当しています。
※世界中から採用した海外のITエンジニアを国内企業に派遣する、ヒューマンリソシアのGlobal IT Talent(GIT[ギット])サービス

「なりたい自分」をつくる5ルール

「自立した女性」の具体像は、仕事をする中でだんだんと具体的になっていきました。
産休育休を経た、今の自分が目指すのは「日々の育児と仕事の両立を私なりに乗り越えて、後輩にとってモデルになれたらいいな」ということ。そのために日々意識していることがあります。

①大事なメールにはスターを付ける。

お客様からのメールや社内の重要事項など、大事なメールには必ず、その場でスターを付けます。スターを付けたメールは最優先で処理し、返信したり対応済みになったりしたらスターを消します。

実は新卒入社の頃から、上司が送ってくれたメールや、励ましのメールにもスターが付いています。これらは、私に勇気と自信を与えてくれる「スターメール」。うまくいかず落ち込んだ時など、時々スターメールを眺めては、自分を鼓舞しています。

②ボールはなるべく早く、丁寧に返す。

①にも付随しますが、とにかくメールのスターは早く消したい(笑)。自分の手元にボールがないようにしたいと思っています。ただし、丁寧に返すことを心がけています。私は、よく考えずに行動に移そうとしてしまうことがあり、短所だと思っています。「大事な場面こそ、立ち止まって考えてから返そう」と常に思っています。

育休から復帰して実感したのが、コロナ禍でメールやチャット、携帯電話が以前にも増してビジネスの重要ツールになったということ。相手がオフィスにいないケースも増えたので、メールや電話などの返信は早く、丁寧に返すことが大事だと感じています。

③相手の立場になって考える。

これは新卒研修で言われた言葉です。ビジネスの場ではもちろん、私生活でも常に心がけています。

今これを言ったら相手はどう思うか、もし私が相手の立場だったら何をしてほしいか……。簡単なように思っていましたが、「相手の立場になって考える」ことは一番難しい。今の仕事でいうと、営業支援は営業担当者が仕事をやりやすいようにサポートする役目ですが、思いが至らず、後になってから「あの時こうすればよかった」と反省することもあります。自分自身の課題として、今後も「相手の立場に立って考える」ことを考え続けながら生活をしていきたいと思っています。

④終業後は仕事を忘れる。

今は時短勤務で、終業後はすぐ保育園にお迎え……と目まぐるしいので、正直、プライベートの時間に仕事のことを考える時間はあまりないのですが、産休前からオンオフの切り替えははっきりしていたと思います。

以前は、終業後はウインドウショッピングをしたり、同僚や友人と飲みに行ったりしていました。加えて、寝るとケロッと忘れるタイプなので、次の日に引きずることはないです。もちろん、忘れてはいけないことは、終業時に次の日のカレンダーに記入しておきます(笑)。

⑤休日は「サ活」で活力をチャージ。

まだ世の中にサウナが流行りだす前から、サウナ好きの夫に勧められて育休中に「サ活」を始めました。当時、夫から「サウナに行くと仕事のいろんなアイデアが浮かぶんだよね」と言われても、正直ピンと来ませんでした。でも、仕事に復帰してから行ってみると、不思議といろいろなアイデアが浮かんできて、明日への活力になっています。

今も月3回はサウナに通っています。休日に、早朝営業をしているスーパー銭湯に行くのが最近のお気に入り。子どもが朝5時に起きるので、6時に出発して、夫婦で交替でサウナに入り、お昼には帰宅。1日をフルに使えます。

サ活で使うサウナハット

今後の展望

ウェビナー(オンラインセミナー)運営事務局業務における今後の目標は、新規顧客獲得の入り口として機能させること。ウェビナー参加企業からの成約を常態化し、多くの成功事例を作っていくことが当面の目標です。新規事業で、私自身もまだまだ勉強中ではありますが、ここにきて新しい分野に挑戦できていることは、大きなやりがいになっています。
営業時代のたくさんの経験が、私を成長させてくれたことは間違いありません。これからも、すべての経験を糧にして成長を続けていきたいと思っています。

※2022年7月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。肩書き・役職等は取材時のものとなります。