介護事業等を展開するヒューマンライフケア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:瀬戸口信也、以下「当社」)は2024年6月、全国の介護事業所で勤務する全スタッフを対象に、常勤で4.8%のベースアップ・最大で37,000円の昇給などの待遇改善を行います。
【本件のポイント】
- ヒューマンライフケアが運営する介護事業所で勤務する、すべての常勤・パートスタッフを対象にベースアップを実施
- ベースアップ率は常勤が4.8%、パートが3.5%
- 最大37,000円(拠点長・常勤)の昇給
- 待遇改善に加え、定期的な研修や社内資格制度の一層の充実を図り、長期的なキャリアプランを提供することで、
安定的な介護人材の確保を目指す
【本件の概要/社会的課題の解決に向けて】
介護職として働く人の平均給与額は、全産業の平均給与額と比較して約8万円低いとされています(※1)。また同時に、2025年には需要に対し37.7万人の介護人材が不足すると言われています(※2)。
介護人材不足を解消する施策の一つとして、当社は全国で運営する介護事業所(173事業所)に勤務する全スタッフを対象に、2024年4月および6月の2回に分けて処遇改善に取り組みます。
4月に介護職員処遇改善手当および特定処遇改善手当の増額を実施したことに加え、6月に地域手当・地域時給および役職者の本給の下限額を増額するとともに、パート看護師の求人時給を増額します。これに4月の定期昇給を合わせ、常勤スタッフは4.8%、パートスタッフは3.5%のベースアップ、最大で37,000円(拠点長/正職員)の昇給を行います。
今回の待遇改善に加え、既に注力しております全スタッフ対象の定期的な研修や社内資格制度等の充実をはかり、長期的なキャリアプランを提供することで、安定的な人材の確保を図ります。これは介護を必要とする人にとっても、質の高いサービスを安定して継続的に利用できることに繋がります。
住み慣れた自宅で安心して暮らせる環境を整えることで、世界全体で達成すべき目標として掲げられたSDGs(持続可能な開発目標)の目標3「すべての人に健康と福祉を」の達成に貢献します。
※1 出典:2021年6月度「定期賃金調査結果」の概要/(一社)日本経済団体連合会・(一社)東京経営者協会)
※2 出典:2025年に向けた介護人材にかかる需給推計(確定値)について/厚生労働省 社会・援護局 福祉基盤課福祉人材確保対策室