ヒューマンホールディングス

【20・30代のリスキリング意識調査】 リスキリングで習得したいスキル1位は「英会話」 ~「将来に不安を感じている」7割超!キャリア構築に役立つ学びとは~/481の仕事から“なりたい自分”を発見!「Human職業マップ」も公開

 ヒューマンホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤朋也、以下「当社」)は、リスキリング(学び直し)に取り組む意向がある20~39歳の男女1032名を対象に意識調査を行いました。

 働く環境の変化に合わせ新たなスキルを習得する「リスキリング」が推奨される昨今、20・30代の働く人々がキャリア構築やリスキリングについてどのように考えているかを調査することを目的としています。

【本件のポイント】

●20~39歳男女がリスキリングで習得したいスキル1位「英会話」、2位「会計・経理・財務」、3位「FP[ファイナンシャル・プランニング]」

●リスキリングの目的は「自分の価値を高めるため」「仕事の幅を広げるため」「スキルや能力を可視化するため」など、キャリア構築を見据えた傾向が強い

●リスキリングに取り組む上での悩みは「モチベーションを維持できない」「何を学ぶべきかわからない」など目的が明確になっていない側面と、「お金がない」「時間がない」など物理的側面の2傾向の問題が浮き彫りに

●「将来に対して不安を感じている(73.2%)」、「環境の変化に置いていかれないようにしたい(71.5%)」一方で、「自身のキャリアプランを描けている」は30.1%

【本件の概要】

 当社は1985年の創業より、教育事業を中心としたビジネスモデルを展開しており、経営理念にはステークホルダーのみなさまへ提供する価値として「バリュープロミス:SELFing」を掲げております。

 SELFingとは、自分をつくり上げていく「セルフマネジメント」と終わりがないという「ing」を組み合わせた造語です。当社グループは、教育・人材・介護・美容・スポーツ・ITの各事業を通じて「SELFing」を提供し、お客様一人ひとりのなりたい自分を見つけ、その実現をサポートし、社会のニーズとマッチングすることで、すべての人が自分らしく生きられる豊かな社会の実現を目指しています。

 DXをはじめとした急速な環境の変化に対応しながら働くために新たなスキルを習得する“リスキリング”に対し、政府は今後5年間で1兆円を投資する方針を発表しており、直近では国の支援策について企業経由中心から個人への直接支援中心に転換する提言がなされるなど、企業主導の従業員へのリスキリングだけでなく、個々人においても働きながら学び、新たなスキルを習得することが推奨される兆しが現れています。

 当社は「SELFing」のきっかけとなることを目的とし、若手世代である20・30代が、今後のキャリアをどう考え、キャリア構築のためのリスキリングについてどのように考えているか実態を調査いたしました。

 

【調査概要】

[期間]2023年4月14日~4月18日

[対象]首都圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)中部(愛知県)、関西(滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、 奈良県、和歌山県)に在住で就労中の20~39歳男女

[回答数]1032名(男性516名:女性:516名)

[方法]インターネット調査

※調査結果の構成比は小数点以下を四捨五入して算出しているため、合計値は必ずしも100%とはなりません

 

【調査結果】

1.リスキリングで習得したいスキル1位は「英会話」、2位「会計・経理・財務」、3位「FP[ファイナンシャル・プランニング]」

 リスキリングに取り組んだことのある、またはこれから取り組みたいと思っている分野について質問したところ、1位は「英会話(25.4%)」、2位「会計・経理・財務(15.0%)」、3位「FP[ファイナンシャル・プランニング](14.7%)」という結果になりました。20・30代においては、業務のグローバル化などに対応し、語学スキルを身に付けることで業務範囲を広げる意識や今の職務においてより高度なスキルを身に付ける“アップスキリング”の意識が強い傾向にあるかもしれません。

 

2.リスキリングに取り組む(取り組もうと思う)目的は、「自分の価値を高めるため」「仕事の幅を広げるため」「スキルや能力を可視化するため」

 リスキリングに取り組む目的としては、「自分の価値を高めるため(24.4%)」「仕事の幅を広げるため(19.7%)」「スキルや能力を可視化するため(15.5%)」が続きました。「今の仕事に不安を感じているから(6.8%)」「環境の変化に対応するため(3.7%)」「リストラや不況など、もしもの時のため(3.6%)」など外的要因による不安解消やリスクヘッジのために取り組む傾向は低く、自身のキャリア構築のためにリスキリングを捉えていることが推測されます。

 

3.リスキリングに取り組んだことによる(または期待する)効果は、自身のメンタル面への効果が多数

リスキリングに取り組んだことでどのような効果があったか(これから取り組む人に対しては期待する効果)について質問したところ、「視野が広がった(32.1%)」「自分に自信がついた(31.8%)」「仕事へのモチベーションが上がった(20.7%)」「アイデアの引き出しが増えた(20.0%)」など、自身のメンタル面でプラス効果が多く、一方で昇給や希望するポジションへの異動(転職含む)に対する影響は低い結果となりました。また、効果を実感できていない人も20.3%と多い傾向にあります。

 

4.リスキリングに取り組むうえでの悩みは「モチベーションを維持できない」「何を学ぶべきかわからない」など目的が明確になっていない側面と、「お金がない」「時間がない」など物理的側面の2つ

 リスキリングに取り組む上で悩みに感じていることを質問したところ、「モチベーションを維持できない(35.6%)」「取り組むためのお金がない(35.4%)」「取り組むための時間がない(35.2%)」「何を学ぶべきかわからない(32.3%)」が上位の結果となりました。リスキリングの目的が明確になっていない様子と、金銭面や時間といった物理的に取り組むことが難しい状況が浮き彫りになりました。

 

5.「将来に対して不安を感じている」「環境の変化に置いていかれないようにしたい」一方で、「自身のキャリアプランを描けている」のは少数

 将来の展望やキャリアの意向について質問したところ「将来に対して不安を感じている(73.2%)」、「環境の変化に置いていかれないようにしたい(71.5%)」(いずれも「あてはまる」「ややあてはまる」の合計値)など、将来や現状への不安を抱いている人が多い一方、具体的なキャリアプランを描けていると回答したのは30.1%(「あてはまる」「ややあてはまる」の合計値)という結果になりました。

 将来への不安を抱きながらも、その不安解消やリスクヘッジのための具体的なキャリアプランや目標などは明確に設定できていない状況にあることがわかりました。

 

■調査結果を受け「リスキリングにおける学びのトレンドと、学びのコツについて」

ヒューマンアカデミー株式会社 社会人教育事業部 事業部長 木野 真弘

 働き方の多様化やオンライン学習の普及、政府のリスキリング推進などを背景に、社会人の教育市場は活性化しています。 

 現在、ヒューマンアカデミーが提供する社会人を対象とした多くの講座の中でもDX化を背景に、PCスキルを可視化するための「Microsoft Office講座」や「ITパスポート」、動画活用シーンの増加に伴い「動画クリエイター講座」、市場規模は年々膨大している一方で深刻な人材不足である「DXエンジニア総合コース」などが伸長しており、デジタル分野への関心の高まりを感じています。

 また、教育・人材市場でともに資格保有が優位な「キャリアコンサルタント」や、外国籍人材のニーズの高まりを受け近く国家資格化が予定されている「日本語教師」の養成講座も伸長しており、DX化に対応するためのITリテラシーやデジタルスキルの習得と、専門分野におけるスキルの可視化が昨今の学びのトレンドと捉えています。

 加えて、調査結果同様に英会話学習のご希望が多く、2023年7月より、自宅で本格的な英会話が学べる「ヒューマンアカデミーオンライン英会話」をスタート予定です。

 社会人が働きながら学ぶ上で重要なことは、学ぶ目的を明確にすることです。今回の調査でも、リスキリングに取り組む上で「モチベーションが維持できない」「何を学ぶべきかわからない」「自分に合った学び方がわからない」などの悩みが多く見られましたが、限られた中で時間を捻出し、モチベーションを維持しながら効率よく学ぶ必要があるため、まずは自身のキャリアプランを設定し学ぶ目的を明確にし、実現するための過不足ない学習分野の選択が必要となります。今回の調査では、下記の調査項目もありました。

 

6.目標や「なりたい自分」になるために必要なスキルやキャリア構築について、シートなど活用して、整理・可視化していないが、したいと思っている人は6割強

 WBCで活躍された大谷翔平選手が高校時代に「目標設定シート」を用いていたことが話題になりましたが、そのようにシートなどを活用し、人生設計やキャリア構築について考え、整理・可視化できるようにしているか質問したところ、62.9%が「できていないが、したいと思っている」と回答しています。

 ヒューマングループでは、目標達成のためのフレームワーク「マンダラチャート」元にした「SELFingシート」を考案元と共同で開発し、なりたい自分を見つけ、自らデザインする人生の“設計図”としてグループ各社で導入しています。目標や達成するために必要な事柄を明確にすることができるため、従業員のキャリア構築や人生設計に対するサポートツールとして活用しています。この「SELFingシート」のように目標や実行する事項を整理・可視化することは学習において非常に効率的でおすすめです。

 ヒューマンアカデミーでは、学習支援プラットフォーム「assist」を独自開発し、さらにSELFingサポーター資格を保有したカウンセラーが個別にサポート。目的・目標設定から、達成のために最適な学びを提供する体制を強化しております。多様化する働き方や生き方に対応すべく、今後も幅広い分野の学びを提供しながら、個別最適化した学習環境やサポート体制を整え、「なりたい自分」の実現を支援してまいります。

 

■世の中にある数多くの仕事を発見!<Human Town>

  当社グループは教育、人材、介護、保育、美容、スポーツ、ITと多岐にわたる事業を展開しております。ホームページ特設サイトでは、街のあらゆる場所にグループ企業が存在していることを訴求する目的で、各事業を紹介する「Human Town」をオープンいたしました。

 Human Town内では、「なりたい自分」を考えるきっかけづくりのため、481職種を網羅した「ヒューマン職業マップ」も公開します。世の中の様々な仕事を知ることで、「なりたい自分」について新たな発見や気づきがあるかもしれません。ぜひご覧ください。

「Human Town」:https://www.athuman.com/special/tvcm/jobmap/

 

■ヒューマングループについて

 ヒューマングループは、教育事業を中核に、人材、介護、保育、美容、スポーツ、ITと多岐にわたる事業を展開しています。1985年の創業以来「為世為人(いせいいじん)」を経営理念に掲げ、教育を中心とする各事業を通じて、労働力不足、高齢化社会、待機児童問題など、時代とともに変化するさまざまな社会課題の解決に取り組み、独自のビジネスモデルを展開してきました。
 人と社会に向き合い続けてきたヒューマングループは、いま世界全体で達成すべき目標として掲げられたSDGs(持続可能な開発目標)にも積極的に取り組んでいきます。SDGsへの貢献を通じて、「為世為人」の実現を加速させ、より良い社会づくりに貢献していきます。

●ヒューマンホールディングスWEBサイト:https://www.athuman.com/

 

会社概要

ヒューマンホールディングス株式会社
●代表者:代表取締役社長 佐藤 朋也
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1階
●資本金:12億9,990万円
●URL:https://www.athuman.com/