ヒューマングローバルタレント

【共同調査】日本語上級者の外国籍ビジネス・パーソン1,000人が回答! 日本語の習得方法No.1は?

 ビジネス・プロフェッショナル×バイリンガルのための転職・求人情報サイト「Daijob.com」を展開するヒューマングローバルタレント株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:横川 友樹、以下「当社」)は、外国人専門転職サイト「NINJA」を運営する株式会社グローバルパワー(本社:東京都台東区、代表取締役:竹内 幸一)と、日本語上級者の外国籍人材を対象に「日本語習得方法」について共同調査を実施し、一部抜粋して公開いたします。

本調査結果のポイント

■日本語上級者が活用している学習法は、日本語の教科書「みんなの日本語」シリーズ、YouTubeチャンネル「日本語の森」
■日本語習得のきっかけが「日本のTV/アニメ/漫画を見るため」の人に、日本語上級者が多い
■外国籍人材が高度な日本語を習得した最大メリットは「仕事の選択肢が増えた」こと

本件の概要

 日本国内で外国籍の人材ニーズが高まる中、日本語の習得状況によって、就職に苦労する外国籍人材が多数存在しています。そこで、外国人専門転職サイト「NINJA」と、ビジネス・プロフェッショナル×バイリンガル専門転職サイト「Daijob.com」の登録者を対象に、日本語習得方法について調査を行い、その結果をもとにしたウェビナー(2021年10月21日開催)レポートもお伝えいたします。

 

調査結果の詳細は、下記URLよりご覧ください
https://go.daijob.com/l/133371/2021-11-14/6g1g46

 

———————–【本調査の概要】———————————————————————————————————————

調査名称:「日本で働く外国籍人材の日本語習得に関する調査」
調査目的:日本語能力により、日本での就労に苦労する外国籍ビジネスパーソンに役立つ日本語習得方法を導く
調査対象:母国語が日本語以外の外国籍のビジネスパーソンで、日本語レベルが「JLPT」N2(※1)以上、「BJT」J1(※2)以上、もしくはそれに相当する方
有効回答:58カ国、1,018名
調査期間:2021年9月13日(月)~9月22日(水)
調査方法:WEBアンケート
実施主体:株式会社グローバルパワー、ヒューマングローバルタレント株式会社


※1.JLPT(Japanese-Language Proficiency test)日本語能力試験。難易度レベルが高い方から順に、「N1~N5」の5段階で認定。
※2.BJT(Business Japanese Proficiency test)ビジネス日本語能力テスト。難易度レベルが高い方から順に、「J1+~J5」の6段階で評価。

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調査結果

1.日本語上級者がすすめるカテゴリー別習得方法No.1

 日本語上級者が活用している学習方法は、書籍教科書が最も多い。最も歴史のある日本語教材「みんなの日本語」シリーズを活用する回答者が多く、新しい日本語学習方法で構成された「つなぐ日本語」をすすめる声もありました。書籍以外で最も多かったのはYouTubeチャンネルの「日本語の森」という結果になりました。

 

2. 習得のきっかけが「日本のTV/アニメ/漫画を見るため」という人はN1取得率が最も高い

 日本語の習得理由で最も多いのは「日本文化が好きだから」。「日本のTV/アニメ/漫画を見るため」も文化に加えると、半数近くが日本文化に興味を持って日本語を習得したことがわかります。

 

 

3.日本語の最も難しいところは「敬語」、N1取得者は「漢字」が得意

 日本語の最も難しいところは「敬語」に次いで、「曖昧・遠まわしな表現」、「漢字」。「文法」は、難易度が低いという結果になりました。N1取得者は、それ以外の方よりも「漢字」の習得に対する難易度は低く、「曖昧・遠まわしな表現」「句読点」に対する難易度が高い。日本語レベルが上がるほど、より高度な日本語のルールに対する悩みが生じていると思われます。

 

4.日本語習得の最大メリットは「仕事の選択肢が増えた」こと。しかし、年収アップは限定的

 どの職種においても、日本語取得の最大メリットは「仕事の選択肢が増えた」で69%。しかし、「年収がアップした」は、わずか19.6%に留まりました。N1・N2取得による年収への影響はなく、本アンケート回答者においては、日本語ライセンス=日本語の実力ではないことがわかりました。

 

ウェビナー開催レポート

日時:2021年10月21日(木)18:00~19:30
視聴者:約200名(アーカイブ期間含む)
登壇者:日本語上級者5名の外国籍人材
ウェビナープログラム:
■第1部:日本語ペラペラ外国人1,000名に聞いてみた!日本語アンケートの結果発表
■第2部:日本語上級者5名が語る!私はこうして日本語を克服した!
詳細:学校や教材で日本語を勉強するときに比べて、ビジネス現場で使う日本語は敬語が増えることもあり、ビジネス・パーソンにとっては日本語習得の課題になっていることが実際に多いようです。また、普段からパソコンの使用頻度が高いため、仕事中に日本語を調べながら業務を進めることもできますが、逆にそのせいで新しい言葉が定着しにくいこともある、といった体験談を日本語上級者の外国人登壇者から聞かせていただきました。

■外国人就職・転職情報サイト「NINJA」について

  2013年より運営している日本で働く外国人向けの就職・転職情報サイト。語学力や技術力が活かせるフルタイムの求人情報を掲載。月間で平均300名の高度外国人材が会員登録し、NINJAで転職活動を行っています。 ●WEBサイト:https://nextinjapan.com/

■株式会社グローバルパワーについて

  2004年に設立され、外国人の人材紹介・人材派遣サービスを通じて外国人雇用を促進することで、日本社会の課題解決に取り組み、日本をもっと楽しくより強く、多様性にあふれた新たな価値を創造することを目指しています。会社理念に「世界一幸せな雇用をつくる会社になる」を掲げ、常時500件以上の求人を保有しています。 ●WEBサイト:https://globalpower.co.jp/

■ヒューマングローバルタレント株式会社について

  バイリンガルのための転職・求人情報サイトDaijob.comは、1998年のオープンより日本を中心に、累計登録者数60万人、求人掲載数常時10,000件以上と、世界27カ国・3,270社以上の外資・日系グローバル企業から高い評価を得てきました。他にも海外転職専門の「Working Abroad」や、バイリンガル×ビジネス・プロフェッショナルに特化した「Daijob Specialists」シリーズの転職サイトを展開し、ダイレクトリクルーティングを含め、企業と求職者との効率的なオンラインマッチングの場を提供しています。

 

ヒューマングループについて

 ヒューマングループは、教育事業を中核に、人材、介護、保育、美容、スポーツ、ITと多岐にわたる事業を展開しています。1985年の創業以来「為世為人(いせいいじん)」を経営理念に掲げ、教育を中心とする各事業を通じて、労働力不足、高齢化社会、待機児童問題など、時代とともに変化するさまざまな社会課題の解決に取り組み、独自のビジネスモデルを展開してきました。
 人と社会に向き合い続けてきたヒューマングループは、いま世界全体で達成すべき目標として掲げられたSDGs(持続可能な開発目標)にも積極的に取り組んでいきます。SDGsへの貢献を通じて、「為世為人」の実現を加速させ、より良い社会づくりに貢献していきます。

●ヒューマンホールディングスWEBサイト:https://www.athuman.com/

ヒューマングローバルタレント株式会社 会社概要

  • 代表者:代表取締役 横川 友樹 
  • 所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア2階
  • 事業内容:バイリンガルに特化した就職・転職の求人広告事業、イベント事業
  • 資本金:1,000万円
  • URL:https://www.corp.daijob.com/
  • URL:https://www.daijob.com

事業やリリース関するお問い合わせ

ヒューマングローバルタレント株式会社 事業推進室 岩木
TEL:(03)6680-6412
FAX:(03)6680-6464
E-mail:info@daijob.com

ヒューマングループに関するお問い合わせ

ヒューマンホールディングス株式会社 広報担当 : 原、若林
E-mail:kouhou@athuman.com