◆若年者緊急就職サポート事業とは
「若年者緊急サポート事業」とは、東京都から委託された会社(ヒューマンタッチ㈱)が<人手不足に悩む中小企業>と<就職を希望する若年者>を結びつける事業です。ヒューマンタッチ㈱は3年連続で、東京都からこの事業を委託されました。
◆説明会当日の内容
6月10日(火)、東京・渋谷で開かれた説明会には、<学校を卒業後3年以内の若者や29歳以下の求職者>と<若年求職者の採用を希望する都内の中小企業>が集まりました。
広い会場にゆったりと設置された企業ブースは、仕切りがなく、採用担当者のにこやかな表情や求職者がうなずきながら話をきく様子が見え、和やかな雰囲気が伝わってきました。そのせいか、自ら企業ブースを訪問する積極的な求職者が目立ちました。
企業ブースから少し離れた席では、ヒューマンタッチ㈱のカウンセラーが求職者の相談にのるコーナーも。相談コーナーでは、カウンセラーがやりたいことを聞いたり、求職者が準備してきたアピールポイントを伝えたりしていました。カウンセラーと事前に話すことで、ブースでの緊張も少しほぐせたようです。どのブースに行こうか躊躇している求職者をカウンセラーが直接案内するなど、「背中を押す」姿も見られました。
アピールに必死だったのは求職者だけではありません。企業側も、どうすれば就業経験の浅い若年者に仕事を知ってもらえるかと、様々な方法で事業をアピールしていました。
たとえば、プラスティック製品の加工を行うサンエツ工業株式会社様。製品を並べ、1つ1つ手に取りながら説明していました。興味深そうに話に聞き入り、積極的に質問する求職者も目立ちました。 |
株式会社フロンティアソリューション様の戦略は、ブースの中央に「大きな画面」と「若い女性」の配置。同社営業部の田村部長は、「インフラがメインの事業で表に出る仕事ではないので、イメージをつけてもらいたい」と、社内のようすを撮影した動画を画面で流していました。 中央の女性は新入社員で、今回参加する求職者の方に一番近い世代として参加。採用に対する企業の強い意欲が伝わってきました。同社総務部の八木さんは、「ブースに来てくれた方はみな真剣でコミュニケーション力が高い」と手ごたえを感じていました。 |
保育園などを運営する株式会社フューチャーフロンティアーズ様は、過去にいい人材が採れたため3年連続での参加。 参加した野部取締役は、「インターンシップでは適性やコミュニケーションが見れる。マナーも身につけてもらえる。さらに、すでに働いている保育士にも刺激を与えられる」と企業側のメリットを話す一方、「若い人だからこそ、自分の方向性に気づく機会になれば」と若年者緊急就職サポート事業の意義を話してくれました。 |
ここでマッチングに成功した求人企業と求職者は、研修・就労体験に移っていきます。
ヒューマンタッチ株式会社の概要と同社が行う就労支援事業に関しては、下記もご覧ください。
http://human-touch.jp/pss/torikumi/