社内公募制度で叶えた「やりたい仕事」と<br>「後悔しない毎日」の過ごし方
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社内公募制度で叶えた「やりたい仕事」と
「後悔しない毎日」の過ごし方

ヒューマンスターチャイルド株式会社
スターチャイルド事業部 人事課採用研修係

小池真代

1996年静岡県生まれ。高校卒業後に上京し、都内の私立大学で英文学を専攻。大学時代にオーストラリアへ短期留学を経験。また、子どもが好きで学童保育でアルバイトをしていた。2018年、ヒューマングループで人材事業を展開するヒューマンリソシア株式会社に新卒入社し、中日本事業部 浜松支社に配属。人材派遣サービスの法人営業に従事する。ヒューマングループの社内公募制度を利用し、2021年、保育事業を行うヒューマンスターチャイルド株式会社へ転籍。スターチャイルド事業部 人事開発課(現・人事課)に配属となり、主に保育士の採用業務を担当。現在は、2025年から参入した児童発達支援・放課後等デイサービス事業の採用業務にも携わっている。2024年秋に入籍。夫と二人暮らし。

SELFingシート

「なりたい自分」を明確にし、実現するために必要な事項を可視化するSELFingのサポートツール。中心に人生目標や「なりたい自分」の姿を書き、実現するために必要な要素を周囲の8マスに、人生を構成する8大分野「健康」「仕事」「経済」「家庭」「社会」「人格」「学習」「遊び」に分けて書きこむフレームワーク。自らデザインする人生の“設計図”としてヒューマングループ各社で導入されている。

なりたい自分像とは?

仕事に邁進する中で見えてきた
自分の「やりたいこと」

SELFingシートの人生目標に書いた「後悔しない、満足な毎日を送る」は、学生の頃からの想いですが、具体的にどういうものか実感したのは、社会人になり、限られた時間の大切さを改めて感じるようになってからでした。

私の性格として、直感を信じてまずは飛び込んでやってみるというところがあります。就職もそうでした。人と関わる仕事がしたいと営業職を希望し、ヒューマンリソシア株式会社の先輩方の活気ある雰囲気に魅かれ入社を決めました。配属先は、浜松支社。人材派遣サービスの法人営業に就きました。テレアポや飛び込み営業を必死で行い、目標数字を追いかける毎日でした。最初は振るわなかった成績もだんだんと目標を超えるようになり、2年目の夏には、月単位で全国1位の成績をとり、モチベーションになりました。先輩や上司にも助けられ、この経験があったからこそ社会人として成長できたと実感しています。現在の業務にも活きているコミュニケーション力は、このときに身につけられました。

その頃は、「後悔しない毎日」について考える暇はなく、仕事に邁進する日々でしたが、そのなかで、自分の「やりたいこと」が見えてくるようになりました。それが、人事の仕事でした。人材派遣サービスの営業は、各企業の人事担当の方とお会いすることが多くあります。採用や人材育成に対する課題について向き合うなか、法律などの専門知識を持って働くプロフェッショナルな姿に憧れを抱くようになりました。また、営業活動を通じて、多様な働き方や職場ごとの課題に接するなかで、誰もが安心して働ける環境づくりの重要性を学びました。そうした経験から、企業の人事の仕事に就き、働きやすい職場づくりをめざしたいと強く思うようになっていきました。

3年目の秋。ヒューマングループ各社の公募に対し、社員が各社の垣根を越えて個人の意思で応募できる制度である「社内公募」を見ていると、そこだけ光って見える「人材開発」という文字。ヒューマンスターチャイルド株式会社の人材開発課の公募でした。「私がやりたいのはこれだ!」と、すぐに応募書類を送り、書類選考、面接を経て、2020年の最終営業日である12月28日に内定を知らせるメールが届きました。やりたいことを見つけ、その一歩を踏み出せることが嬉しかったです。

なりたい自分になる「仕事」の位置付け

仕事にやりがいを持ち
やりきったと思い眠りにつく

2021年5月、ヒューマンスターチャイルド株式会社に転籍し、スターチャイルド事業部人事開発課(現・人事課)に配属されました。以来、保育士の採用を担当しています。人事課は少数精鋭のため、採用の入り口である求人票作成から、内定者を総務に引き継ぐまで、採用にまつわるすべてのことを行います。さらに、2025年からは、児童発達支援・放課後等デイサービス事業に参入し、現在はその人材採用も行っています。これまでに経験したことのない領域のため、試行錯誤する毎日です。

仕事内容が多岐に渡り大変なこともありますが、その分やりがいや充実感を感じる場面が増えています。それは、やりたいことができているだけでなく、社会人として年次を重ねることで、時間的余裕が作れるようになったからだと思います。「今日も1日やりきった」と思えて眠りにつく。これが、私にとって「後悔しない毎日」だと気づいたんです。小さなことではありますが、仕事に関する事だけでなく、「友達に連絡しておけばよかった」「あの番組、見ておきたかったな」など、「〜しておけば良かった」という後悔を減らしていく。これがなりたい自分であり、そこに少しずつ近づいているように感じています。

これからの「なりたい自分」とは?

「後悔しない毎日」にするため
大切な人に感謝を伝えたい

昨年の秋に結婚し、今は夫と二人暮らしをしています。朝は2人でスムージーを飲むところからスタートし、仕事に行き、わたしが先に帰宅し夕食をつくる。そして、夫が帰宅したら夕食を食べ、たまにデザートを食べる。ささやかではありますが、生活のルーティンができつつあります。こうした日常の積み重ねが、仕事にプライベートにと「後悔しない毎日」を送るための軸ができたように感じ、自分の人生がカチッとはまったように感じています。

40歳になるのは11年後。その頃の自分を漠然とですが想像をすることがあります。できれば、子育てに奮闘する日々になっていてほしいです。そして、仕事は絶対に続けたい。仕事を通じて社会とつながることは、生きる上でとても重要に感じます。頼りにされることで生きがいを感じ、元気でいられる要因になると思います。それ以外にも、趣味の時間や家族や友人との関係性も大切にしたい。今の私があるのは、まわりの人たちのおかげです。だからこそ、後悔しないためにもちゃんと「私は幸せだよ」と感謝の気持ちを伝えていきたいです。これが、「後悔しない、満足な毎日を送る」と「家族を幸せにする」という人生目標を叶えることだと思っています。

※2025年9月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。肩書き・部署名等は取材時のものとなります。