ヒューマンリソシア株式会社
デジタルソリューション事業部 BPaaS営業部 行政営業課
古川 諒
神奈川県出身。高校卒業後、旅行・観光サービス系専門学校へ入学。ホテル科を専攻し、宿泊、料飲、宴会、ブライダルの接客サービスやビジネスマナーを学ぶかたわら、東京都内の外資系ホテルの料飲部で実習生として勤務。現場での実務を通して接客スキルを磨く。2019年4月に大手リゾートホテルへ新卒入社。宿泊部でフロント業務を担当し、入社半年後にはエグゼクティブラウンジへ異動。VIP顧客対応やコンシェルジュサービスなどを中心に業務を行う。ホテルスタッフとして培ったスキルを活かし、さらなるキャリアアップをめざして、2023年8月、ヒューマンリソシアへ入社。現在は行政機関向けのBPO(業務委託サービス)部門で営業を担当。受託現場運営のマネジメント業務も行っている。

SELFingシート
「なりたい自分」を明確にし、実現するために必要な事項を可視化するSELFingのサポートツール。中心に人生目標や「なりたい自分」の姿を書き、実現するために必要な要素を周囲の8マスに、人生を構成する8大分野「健康」「仕事」「経済」「家庭」「社会」「人格」「学習」「遊び」に分けて書きこむフレームワーク。自らデザインする人生の“設計図”としてヒューマングループ各社で導入されている。
なりたい自分像
挑戦を楽しみ、学び続けることで
自分の可能性を拡げ、成長していきたい
「SELFingシート」を作成したことで、これまで漠然と考えていたことへの思考の整理がつき、自分にとって何が重要で、何が足りていないのかを可視化できました。枠を埋めていく中で、目標がより具体的になり、モチベーションが高まったと感じます。仕事だけでなく総合的な人生設計を考えるきっかけになりました。
真ん中の人生目標には「挑戦を楽しみ、学び続ける」と書いています。これは、学生の頃から変わらず持ち続けている想いでもあります。
私はホテルで働くことが夢で、高校卒業後は観光・旅行サービスの専門学校に進学しました。専門学校の夜間部でホテル業務について学びながら、日中は都内のホテルで実習生として働き、勉強しながら現場で接客スキルを磨きました。高校生からいきなり、働きながら専門学校へ通う生活にシフトすることは私にとって大きなチャレンジで、在学中の2年間は目の回るような忙しさ。学校でも職場でも学ぶことがたくさんあり、働いて勉強して働いて……という毎日を乗り越えることに必死でしたが、学業と仕事の両立をやり遂げたときには達成感があり、就職への自信にもつながりました。
卒業後は大手リゾートホテルに就職し、フロント業務やエグゼクティブラウンジでの業務を経験しました。その中で、転機となったのがCS(顧客満足度)向上業務を担当したこと。毎月、お客様から届くアンケートを集計・分析して満足度を数値化し、具体的な改善策を立ててCS向上に努めていましたが、ホテルのお客様は一期一会であることも多く、もっと深く顧客と関われるような仕事がしたいと考えるようになりました。顧客のご要望に深く応え、信頼関係を築き、なおかつホテルスタッフとして培ったコミュニケーション能力や傾聴力、ホスピタリティを活かし、キャリアアップをめざせる仕事――それには営業職しかないと考え、転職活動を始めました。
ヒューマンリソシアに入社を決めた理由は、面接で業務内容について詳しく教えていただき、お客様と深く関わる営業ができると思ったから。業務の一連の流れを外部委託の形で請け負う「BPO営業」は、顧客である行政機関の職員の方々とも、受託運営チームのメンバーとも深く関わりながら、お取引先の業務効率化に貢献していくことができる。とてもやりがいがある仕事だと思いました。もちろん営業職は未経験で、受託業務に関する知識もありませんでしたが、挑戦心をかきたてられて入社を決めました。
ホテルの仕事は大好きで、お客様と関わる時間もやりがいがありましたが、「新しい世界に飛び込んでみたい、挑戦してみたい」という気持ちの方が勝っていました。私は「挑戦する」ことが好きなんだと思います。不安があっても、思い切って挑戦してみる。そこで多くのことを学び、また新たな可能性が拡がっていく。そんなふうにして、この先も挑戦を楽しみ、学び続けながら人間的にも成長していくことが“なりたい自分”の姿だと思います。
なりたい自分になる「仕事」の位置付け
自分自身の成長と、人生の選択肢を拡げるために重要な要素
仕事で学んだことは生涯の財産になる
ヒューマンリソシアに入社して3年目を迎えますが、この2年間はあっという間でした。最初は実務に必要なPC操作スキルを習得し、受託業務について学ぶことから始め、扱う商材への理解を深めるため、約3ヶ月間、受託現場に常駐して実際のオペレーションを経験しました。この経験があるからこそ、今では商談の際も、現場のリアルな視点を踏まえた具体性のある提案ができるようになりました。
私にとって「仕事」は、自分自身の成長と、人生の選択肢を拡げるための重要な要素です。仕事で新しいことに挑戦し、学び続けることによって多くの新しい知識や経験を得て、さらに成長し、できることの幅が拡がります。それは自分の市場価値を高めることにもつながりますし、できる仕事の幅が拡がることによって、人生の選択肢も拡がっていくと思います。仕事で学んだことは、いずれ自分にとって生涯の財産になると思っています。
また、私はプライベートが充実していると仕事も頑張れるタイプ。仕事によって経済的な基盤が整うと、プライベートを豊かにする選択肢も拡がると思います。
これからの「なりたい自分」とは?
仕事で「キーパーソン」になることが目標
将来は仕事も人生も充実した人になりたい
今後は、担当した分野に精通した「キーパーソン」となることが目標です。社内はもちろん、行政機関の担当者の方からも「この分野なら古川さんに聞けば大丈夫」と頼りにされる存在になりたいです。そのために、法制度や行政の最新動向、他自治体の成功事例などについても学び、より深く知識を増やしていきたいと考えています。
40歳というと、まだ先のことなのであまり具体像は浮かびませんが、現在の私はワークライフバランスで言うと仕事の比重が大きいので、40歳の自分はもっと効率的に仕事をし、プライベートも仕事も充実した生活を送っていたいと思っています。
※2025年8月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。肩書き・部署名等は取材時のものとなります。