Our Culture 「自分らしく挑み続ける」対談インタビュー 大阪エヴェッサ今野GM×パラアスリート橘選手

Our Culture 「自分らしく挑み続ける」対談インタビュー―大阪エヴェッサ今野GM× パラアスリート橘選手

プロバスケットボールクラブ 大阪エヴェッサで長年選手として活躍し、現在はゼネラルマネージャーとしてチームを率いる今野GM。
そして、ヒューマンホールディングス初のパラアスリート社員として入社し、競技と仕事の両立に挑み続ける橘さん。

異なるフィールドでキャリアを重ねながらも、「自分らしく挑み続ける」という共通の価値観を胸に歩んできた二人が対談。
アスリートとしての経験、立場の変化に伴う葛藤、そして“人を育て、未来をつくる”という想いについて、率直な言葉で語り合いました。
これから新しい挑戦を始める皆さんへのエールとなれば幸いです。

佐藤 朋也
  • 今野翔太(左)

    大阪エヴェッサ
    ゼネラルマネージャー

    1985年、大阪府生まれ。元プロバスケットボール選手。2007-08シーズンに入団以来、通算15シーズンのプロキャリアの中で、12シーズンにわたって大阪エヴェッサでプレー。2024-25シーズンより大阪エヴェッサのゼネラルマネージャーに就任し、チーム編成を担う。なりたい自分の姿は「年齢を重ねても必要とされ、人に頼られる人間であり続けたい」

  • 橘 貴啓(右)

    ヒューマンホールディングス株式会社 人事部人事課
    SELFingアンバサダー

    1986年、埼玉県生まれ。車いすバスケットボールチーム「NO EXCUSE」プレーヤー。20歳のときに事故で車いすでの生活となる。入院中に車いすバスケットボールと出会い競技を始める。2025年11月より、ヒューマングループ初のパラアスリート雇用として入社。なりたい自分の姿は「競技でも仕事でも、挑戦し続ける人になりたい」

あきらめなければ挫折じゃない

橘

今野さんは長い競技生活を終え、大阪エヴェッサのゼネラルマネージャーに就任されて2期目を迎えています。選手時代はチームの勝利に向けて「挑戦」の日々だったと思いますが、いま挑戦したいことは何ですか?

今野
今野

それは、なんといってもチームの優勝です。僕がルーキーのとき優勝を経験しましたが、その後エヴェッサは優勝から遠ざかっています。長くプレーしたエヴェッサには恩がある。だから何としてもこのチームを再建したい、大阪唯一のこのチームを絶対に強くしたい。そんな想いでゼネラルマネージャーを引き受けました。

橘

大阪にはバスケットクラブが一つしか無いんですね。

今野
今野

そうです。だから子どもから大人まで、大阪のバスケといえばエヴェッサなんです。そういう意味でもまだまだ伸びしろはある、いや伸びしろしかないと思っています。橘さんは現役の車いすバスケットボール選手なので、それこそ日々、勝利に向けて挑戦の日々ですね。その原点を教えてください。

橘

今年で車いす生活も20年になります。振り返れば20年前、周囲に生かされたというのが挑戦の原点なのかなと思っています。

今野
今野

周囲に生かされた、とはどういう意味ですか。

橘

当時「一生、車いすです」と伝えられたときは、「ああ、もう自分はやりたいことができなくなったんだ」と落ち込みました。あるとき看護師さんに「俺はこの先、なんにもできないから」とこぼしたんですね。そうしたら「それは違うよ」と。「うちの旦那も車いすだけど、やりたいことは一人で好きにやってるし、行きたいところに行ってるよ」と教えてくれたんです。
それを聞いて考え方が変わりました。なんでもできるのなら、自分もやってみよう。どうせなら自分の人生を楽しもうと。おかげで車いすバスケと出会い、いまがあります。

今野
今野

橘さんのご経験はあまりに大きいものですが、どんなときも挑戦できるというメッセージとして、これから社会に出て働く人たちにも伝わりそうですね。

橘

挫折の経験について聞かれることもあるんですが、ぱっと浮かばないんです。挫折ってなんだろうとあらためて考えたことがあって、そのとき思ったのは、あきらめたときが挫折なのかなって。じゃあ自分があきらめなければ挫折ではない。
だから僕自身には挫折経験はないと言えますね。それはバスケをプレーしていたことと関係があるかもしれません。

今野
今野

なるほど。バスケは攻守切り替えの激しいスポーツなので、失敗したからといって試合中に落ち込んでいる暇がないですからね。僕もそんな選手生活が長かったから、社会生活でもつねにポジティブでいられるのかな。

橘

僕もポジティブですよ。試合でも仕事でも、それ以外でも。失敗してもすぐに切り替えて、次、次と。

今野
今野

僕も同じです!いつも思うのですが、たとえ目標に届かなかったとしても、過程は否定されるものではない。自分が取り組んだ過程に誇りを持っていれば、落ち込んだり挫折と感じたりする必要はないんじゃないかな。

橘

おっしゃるとおりですね。僕の所属するチームは創設して20年以上になります。選手は、常に日本一になるという目標を持ってプレーしています。だからといって、シーズンを終えるときに日本一になれなかったとしても、それを挫折とは感じない。次のシーズンに向けて、新たな挑戦が始まったととらえていますね。

今野
今野

これを読んでいる人たちは、もしかしたら「あなたたちはアスリートだからメンタルが強すぎるのでは?」と思うかもしれません。でも、いつでも強いわけじゃない。僕にだって、いまいち力の出ない日もあります。でも、あまり深刻に考えないようにしているんです。「まあ、そんな日もあるわ」と。

橘

たしかに。トレーニングしたくないとか、練習きついなって思うときもありますね。僕の場合、さぼりたくなったら「なりたい自分の姿」を思い浮かべるようにしています。練習をさぼることで、その姿に近づけるのかと自問自答するんです。答えはもちろんノーですね。そんなふうにして自分を奮い立たせています。

多様性を認め合う会社です

橘

僕が大切にしている価値観は、自分に正しくあることです。なりたい自分になるためには、やはり自分に嘘をつくことはできません。練習でも、試合でも、もちろん仕事でもそうですね。今野さんが大切にしている価値観はどんなことですか?

今野
今野

さきほども話しましたが、結果に至る過程を重視することですね。もちろん結果も大事なんですが、結果が出る前に自分は本当にやりきったのかと、後悔がないようにやったのかと。
どの場面でも忘れず、それを意識しています。子どもの頃もそうでしたし、選手時代も、いまもそうですね。誰よりも努力するという考えでいままでずっとやってきたので、それが僕の中に染みついている価値観です。

橘

バスケで培ったものは、そのまま仕事にも活かせると思いますね。バスケは、いろいろな役割を持った選手が協力して、勝利という目標を達成するためにプレーしています。会社もまったく一緒ですよね。売上や企業目標を達成するために、みんなで取り組んでいるわけですから。

今野
今野

僕も引退後、ゼネラルマネージャーという新たな仕事に就いていますが、チーム内での役割が変わっただけで優勝という目標は同じです。選手時代と変わらずポジティブに、常に明るく楽しんで取り組むようにしています。
うまくいかないこともありますが、さきほど橘さんがおっしゃったように、次、次と切り替えて。なので、あまりストレスをためることがない。

橘

たまたま二人ともポジティブですが、アスリートにもネガティブな人っていますよね。

今野
今野

ネガティブな人のほうが、スリーポイントシュートが決まりやすいって聞いたことがあります。なぜかというと、うまくいかなかった自分のプレーを分析するから。逆にポジティブすぎる人は、シュートが外れても、まあいいかと考えるらしくて。

橘

じゃあ、これからはネガティブになります(笑)。

今野
今野

練習と試合では環境が変わるじゃないですか。僕の場合、練習ならフリースローを9割以上決められますが、試合では7割くらい。試合の大事な局面でシーンと静まりかえったりすると、余計に気になるし。だから、ときにはブーイングを受けるアウェイのほうが気楽でしたね。

橘

僕もシーンとしているとすごくやりづらい。だからどんな騒がしい声や音であろうと、たとえ相手チームのブースターの声も、勝手にそれを自分への応援に変換して、「応援してくれてありがとう」という気持ちでプレーしています。

今野
今野

めっちゃポジティブですね(笑)。

橘

これから社会で働く人たちへのヒントになるとうれしいですね。
ところで今野さんは、仕事仲間に対してどのように接していますか?

今野
今野

トラブルやストレスになりそうなことがあったらすぐに言ってほしいと伝えています。ゼネラルマネージャーだから言いづらい、となっては困る。そうならないように、ちょっとくだけて接するというか、ボケてみたりというか。
あんまり偉そうにしないようにしています。そもそも偉いと思っていないんですけど(笑)。でも、あまりくだけすぎても空気がピリッとしなくてだめなのかなと。そのバランスが難しいなと思いつつやっていますね。
橘さんは、グループ初のパラアスリート雇用でしたが、職場に入っていく不安はなかったですか?

橘

まったくありませんでした。それというのも、面接の時からさまざまな気配りをしていただけ、不安点や疑問点をすべて解消できていたからです。周囲との関係もとてもいい。僕も社員の皆さんも、「車いすのアスリート」というより、お互いに「人と人」として接しているからではないでしょうか。とてもフラットな職場環境だと思っています。

今野
今野

ヒューマングループは多様性を尊重する会社ですからね。それぞれの異なる立場を、一人ひとりが認め合う。誰にとっても安心できる場所となっています。僕は社員ではなくパートナーとして関わっていますが、本当にいい会社だと思いますよ。

橘

年齢や国籍を問わず本当にさまざまな人が働いていますが、これは無理に多様性をめざした結果ではなく、多くの事業を展開するヒューマングループだからこそ自然に生まれた姿だと思います。一人ひとりと会社がマッチした結果として、そうした環境が作られていったのではないでしょうか。

今野
今野

そんな環境で、これから働く人たちには、失敗を恐れないで自分のやりたいことに挑んでください、と伝えたいです。挑戦に失敗はつきものです。自分が本当にやりきったかどうか、その過程を大事にして挑戦してほしいですね。

橘

僕から伝えたいのは、なりたい自分をイメージしてほしいということ。車いすバスケの体験会でもよく話すんですが、かっこいい自分になりたいか、それともかっこ悪い自分になるのか、その選択ができるのはあなた自身だけだと。これから働く人たちも、自分自身でなりたい自分を選べます。どうか自分らしく、全力で挑戦してください。

※2026年1月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。肩書き・部署名等は取材時のものとなります。

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