建設業界の転職支援と人材育成のヒューマンタッチ 9月まとめ
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介・エンジニア派遣・行政自治体向けアウトソーシング事業などを行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸、以下「ヒューマンタッチ」)は、最新の人材市場に関する公的データをまとめた 『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2017年9月』 を発表しました。建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。
ダイジェスト
■若手人材ほど転職検討理由で「労働時間が長い」が多い
ヒューマンタッチが実施した建設技術者を対象とした「転職意識に関するアンケート調査」の結果を年齢層別にみると、「転職を考えている(いた)理由」(複数回答可)では、すべての年齢層で「給料が少ない」が最も多く、全世代で待遇の改善が求められていることが分かりました。(=図表①=)
一方、それ以下の理由については、年齢層ごとに異なる傾向が出ています。34歳以下の若手人材では、「給料が少ない」(47%)に次いで、「労働時間が長い」が44%に達しています。しかし、他の年齢層で「労働時間が長い」を挙げた割合は、35~44歳で28%、45~54歳で23%、55歳以上では9%となり、若年層ほど、労働時間が長いことが転職を検討する理由になっていることが分かりました。この結果から、企業が若手人材の離職を防ぐためには、待遇改善だけでなく、残業の削減や週休2日制の導入などの労働時間短縮への取り組みを強化することが、特に重要になると言えます。
【図表① 転職を考えている(いた)理由(年齢層別、複数回答可)】
【調査概要】
・調査期間:2017年3月上旬
・調査対象:2013年4月から2016年12月までに転職希望者としてヒューマンタッチにご登録いただいた建築技術者
・調査手法:インターネットによるアンケート調査
・アンケート回収数:316人
|
建設業界の最新雇用関連データ(2017年8月29日公表)
(1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数
◆就業者数は507万人(前年同月比102.2%)、雇用者数は419万人(同102.9%)と、いずれも前年同月を上回る
<建設業の就業者数と雇用者数の推移>
<建設業の新規求人数の推移(新規学卒者とパートを除く)>
(出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成)
(2)建設技術職の雇用動向
◆建築・土木・測量技術者の有効求人倍率は5.54倍(前年同月比0.83ポイント上昇)と26カ月連続で前年同月を上回る
◆有効求人数は前年比106.3%と20カ月連続で前年同月を上回り、建設技術職への需要は高水準が続いている
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート)>
(出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成)
(3)建設技能工の雇用動向
◆建設・採掘の職業の有効求人倍率は4.11倍(前年同月比0.77ポイント上昇)と27カ月連続で前年同月を上回る
◆有効求人数は前年比109.2%と19カ月連続で前年同月を上回り、建設技能工への需要も高水準が続いている
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート)>
(出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成)
(出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成)
【本レポートの全文はこちらから】
ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2017年9月)
http://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201709.pdf
http://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201709.pdf
ヒューマンタッチ㈱は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。
ヒューマンタッチ 会社概要—————————————–
●代表者 :代表取締役 髙本 和幸
●所在地 :東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿木村屋ビル1F
●資本金 :1億円
●URL :http://human-touch.jp/
<このレポートに関するお問い合わせ>
ヒューマンタッチ株式会社 ヒューマンタッチ総研担当
TEL :03-6846-9050
E-mail :ht@athuman.com
<このリリースに関するお問い合わせ>
ヒューマングループ 広報担当:大森
TEL :03-6846-8002
FAX :03-6846-1220
E-mail :kouhou@athuman.com