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ヒューマンデジクラフトアカデミー 「海外 で学ぶ学生たち」

ヒューマンホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤朋也)は、ホームページ上(https://www.athuman.com/)で、当社の取り組みの一環をご紹介するものとして、「【インタビュー】学び働く人」をはじめ、「海外で学ぶ学生たち」などを掲載しています。
今回は、タイの「ヒューマンデジクラフトアカデミー」でアニメーション技術を学んでいる、タイ人の“Kamolwan  Plianmuangさん(ニックネーム Cherry)”をご紹介します。
 
※「ヒューマンデジクラフトアカデミー」は、2013年12月 タイ・バンコクに、ヒューマンホールディングス株式会社がオープンした学校。現在、50人以上のタイ人が受講し、日本のゲームやアニメーション技術を学んでいます。
 
 
■日本が誇るアニメコンテンツを世界へ ~タイ編~
 
【Cherryさんのプロフィール】
Cherryさんは、「ヒューマンデジクラフトアカデミー」開校時に入学した受講生。現在は、バンコクで学んでいるが、卒業3カ月前からは日本で学び日本で卒業する「バンコク入学日本卒業」コースに属する。バンコク市内のモンクット王工科大学トンブリ校(KMUTT)に通う大学3年生でもあり、“ダブルスクール”生活を楽しむ行動派。

マンガを読んで、日本のアニメに興味を抱く
Cherryさんは、『デジモンアドベンチャー』と『ドラえもん』を読んで、日本のアニメに興味を持った。この二つは、今でもお気に入り。日本のアニメの「絵」「色」「ストーリー」や「独自のキャラクター」に惹かれ、日本のアニメをきちんと学び、日本で勉強したいと思うようになった。小学校の時にはストップモーションアニメーションを作った経験もあり、入学前からアニメに関心があったが、本格的に学ぶため「ヒューマンデジクラフトアカデミー」に入学したのだ。家族も友達も、日本のアニメ学校への入学を応援してくれた。
 
学生の能力を引きだす授業
Cherryさんは、ヒューマンデジクラフトアカデミーでの学校生活を楽しんでいる。「先生は、学生たちを理解して能力を引き出そうとしてくれます。ヒントをくれるんです。だからすごく自分のためになっていると感じます」と語り、生徒たちがお互い助け合って学べる環境も整っていると話す。
また、今年の6~7月に、以前から雪の環境に憧れを抱いていた札幌を訪れた。Cherryさんは、「バンコク入学日本卒業」のコースを選択していて、最後の3カ月間は日本で日本語の授業を受ける。それをとても楽しみにしている。
Cherryさんは、「日本の、人、食べ物、場所、文化など、全部好き」と好意的。日本のイメージは、「時間を守る、愛国心が強い、お互い助け合う」だそうだが、「親切でお互い助け合う」のは、日本とタイの共通点だと感じているらしい。
 
自分が描いたマンガを世に送りたい
現在、キャラクターデザインを勉強しているCherryさんは、将来、「自分がつくったものを人に見せられるようになりたい」と語る。もちろん、友達や親戚にも、自分が描いたマンガを読んでほしいと考えている。「自分のアニメを通して、あらゆる国の人たちにタイのアニメを知ってもらい、受け入れてもらえたらうれしいです。アニメを通してタイの文化を見てもらいたい」と、夢を描いている。

■ヒューマンデジクラフトアカデミー
「専門技術+日本語」が身に付く全日制専門校
「ヒューマンデジクラフトアカデミー」は、2013年10月にヒューマンホールディングス株式会社によって設立されたHuman Digicrafts (Thailand) Co., Ltd.(所在地:タイ・バンコク)が運営しています。現地のタイ人に、日本が誇るゲーム・アニメーション教育、日本語教育をご提供しています。タイでのカリキュラムは、ヒューマンアカデミー株式会社が日本国内で運営する全日制専門校「総合学園ヒューマンアカデミー」が持つコンテンツやノウハウをベースとしています。
 
コースは、「Certificateコース」と「Diplomaコース」を用意しています。

コース名 Unit名 日本語能力 特長
Certificateコース
※Unitを選択できる
イラストレーション&キャラクターデザイン4Unit 問わない 1Unitから選択できる
アニメーション3Unit
Diplomaコース イラストレーション&キャラクターデザイン4Unit
   +
アニメーション3Unit
日本語N3レベル到達 左記の7Unitはバンコクで学び、その後日本のヒューマンアカデミーへ数か月間留学し、日本で卒業します

※日常的な場面で使われる日本語をある程度理解することができる
 
Diplomaコースで日本語能力を求めているのは、単に日本での最終講義を受けることだけを目的としているのではありません。「専門技術+日本語」を身に付けることで、日本の影響を受ける産業や技術界にてより高いポジションでの活躍を期待できるからです。ASEAN(東南アジア諸国連合)全体でも、「専門技術+日本語」を身に付けた人材は最も期待が大きくかつレアといわれています。

専門教育を通して、世界の若者の自己実現をバックアップ
日本のサブカルチャー志向がアジア各国で急激な広がりを見せています。タイにおけるアニメ産業の市場規模は、地上デジタルテレビ放送への移行やアニメ視聴者層の拡大により2015年には87億8200万バーツ(約280億円)と2011年から約100億円の拡大が予測されています(タイの調査機関「カシコンリサーチセンター」調べ)。
こうしたニーズを背景に大学でのマルチメディアやアニメーション学科の設立が相次ぐ一方で、アニメカルチャー世代ではない講師や専門的な学習経験がない講師陣も多く、本格的な専門教育に到っていない大学も多数存在します。
ヒューマングループは、仕事を見据えた学びを各国で提供することで、熱い若者の自己実現をサポートしていきたいと考えています。さらに、タイではアニメデザイン・ゲーム系の就職先はまだまだ少ないのが現状ですが、卒業後の活躍の場として、日本法人との連携による制作プロダクションの設置も念頭においています。
今後のHuman Digicrafts (Thailand) Co., Ltd.にご期待ください。

掲 載 先  【【Global Challenge】タイ編~日本が誇るアニメコンテンツを世界へ~】は、ヒューマンホールディングスのコーポレートサイト(https://www.athuman.com/)の「グループトピックス」からご覧いただけます。
 
企画意図   ヒューマンホールディング㈱には、傘下に教育・人材・介護事業などを運営する
業子会社があります。ヒューマングループの最大の特長は、事業子会社が連携することで
実現される「教育」を母体に、出口を見据えたビジネスモデル。学ぶだけで終らない、ただ働く場所を見つけるだけで終らない。学んだことを活かして働き、支える誰もが夢をあきらめずに自己実現できる社会作りに貢献して参ります。こうしたビジネスモデルの中で誕生した人々に焦点を当て、イキイキと活躍する姿をご紹介していきます。