バイリンガル転職情報サイト広告営業の私が、入社1年半で<br>「優秀社員賞」を受賞するまで
人材事業

バイリンガル転職情報サイト広告営業の私が、入社1年半で
「優秀社員賞」を受賞するまで

ヒューマングローバルタレント
青木 悠

日本初のバイリンガル・グローバル人材に特化した転職情報サイト「Daijob.com」を運営する人材サービス企業、ヒューマングローバルタレント(旧ダイジョブ・グローバルリクルーティング)。入社2年目の青木 悠は、同社メディア営業部で求人広告営業を担当しています。初契約を獲得したのが同期でいちばん遅かったという青木ですが、入社1年半で「優秀社員賞」に選出されます。急成長のきっかけは、自分の「営業スタイル」を見つけたことにありました。

「いろいろな国の人と関われる営業職に就きたい」とダイジョブに入社

大学時代のカナダ留学が、就職活動にも大きく影響したと語る青木

大学3年生のとき、青木は1年間休学してカナダに留学しました。カナダではバンクーバーの語学学校に通った後、ワーキングホリデーを利用して働きながら海外で暮らすことを経験。このときの体験が、就職活動にも大きく影響したといいます。

青木「カナダにはさまざまな人種の人たちが住んでいて、カナダでの生活で、それぞれ異なる文化や習慣を持つ人たちと接することがとても刺激的で楽しかったんです。就職活動では『人と接することが好きでフットワークも軽い』という自分の強みを生かして営業職を志望していましたが、できれば『いろいろな国の人と関わることのできる分野で仕事をしたい』と考えていました」

幅広い業種の企業説明会に参加した中で、 青木の目に特に魅力的に映ったのが、ヒューマングローバルタレント(旧ダイジョブ・グローバルリクルーティング。以下、ダイジョブ)でした。

日本企業には珍しく、外国籍の社員が1割以上を占めるグローバルな職場環境に加え、転職・就職を希望する外国人やバイリンガルの人たちと人材を求める企業との橋渡しを行う同社の業務にも魅力を感じたのです。青木は採用試験を受験し、7月に内定を受けました。

内定者に対して入社前研修や面談を行う企業も多い中、ダイジョブは「社会人になる前の『いま』を楽しんでほしい。楽しんで遊ぶことが思考を鍛え、仕事に活きてくる」との考えから、当時、入社前研修は行なっていませんでした。

青木はオーストラリアに約4ヵ月間滞在してヨガのインストラクター資格を取得するなど、大学生活の最後の期間を満喫し、2017年4月に入社しました。

同期入社の仲間に後れること数ヵ月、やっと獲得できた1社の年間契約

なかなか成果が出ず焦りながらも、11月に初めて年間契約の受注に至る

全体研修を終えた後からは、研修を兼ねた電話での新規営業の仕事がスタートしました。

青木「先輩方から『営業は華やかだけど地道で泥くさい仕事だよ』と聞いていたので、『やるしかない!』という感じで、覚悟はできていました。
どうすれば話を聞いてもらえるか、口調を変えてみたり言い回しを工夫してみたりと、いろいろ考えながら自分を奮い立たせる日々でしたね」

青木と同期入社の新人営業職は7名。6月の本配属を前に、早くも初契約を獲得する同期が現れました。なかなか成果を出せないでいた青木は、次第に焦りが募っていきました。

そんな青木が自分でも「成長できた」と実感したのが、11月に、ひとりで年間契約を取ることに成功した案件でした。

青木「最初にご挨拶にうかがって事業内容を説明したところ、先方の反応がよかったんです。『うちもちょうど、ITスキルの高いグローバルな人材を採用したいと考えている』と。

そこで、『もう1回お時間をください』とお願いし、先方のニーズを満たせる提案を必死に考えました。3日後に詳しい説明にうかがい、もう一度、先方の担当者の方々に集まっていただいてプレゼンを行ないました。その1週間後に、年間契約を結ぶことができたんです」

クライアントと深い信頼関係を築くことの重要性を知った

初契約を獲得した会社からは、その後もずっと頼りにされているという

この経験で青木が学んだのは、何回か足を運ぶことで、相手が抱えている課題をしっかりと理解し、それを解決する提案をすることの重要性です。
営業をかけた後、電話で進捗を聞いて済ませるのではなく、こまめに先方に出向き、企業の課題を共有してもらう。じかに担当者に説明を重ねる。先方の意思決定のプロセスに深く関わっていくことによって、確実に成約へつながっていくことを体感しました。

青木「営業の仕事では、相手にいかに知ってもらえるかが大事。自社のサービスだけでなく、担当者である私自身のこともよく知ってもらうことで、より深い信頼関係ができていくことを学びました」

青木が最も大切に考えるのは、クライアントに対するフォローです。クライアントである人材会社のコンサルタントからの相談に乗ったり、問い合わせを受けた時には社内の関連部門に掛け合ったり、他社とも情報交換をしたりなどし、相手が知りたいことにできるだけ詳しく的確な情報を返せるように心掛けています。

持ち前のフットワークの軽さは、これらの対応の早さにも垣間見えます。たとえば午前にクライアントとの打合せが終わったら、ランチタイムには情報提供やフォローのメールが届いているといった具合です。きめ細やかで、すぐに動いてくれる――。その姿勢が、クライアントから支持を得ている理由のひとつです。

こうして「自分の営業スタイル」を見つけた青木は、持ち前のフットワークを生かしてクライアント企業と密な信頼関係を築いていきます。それとともに、営業成績も伸びていきました。

圧倒的な活躍で、新人ながらも「優秀社員賞」を受賞

授賞式にて優秀JM賞受賞の人材紹介部門 日高ジュニアマネージャーと。

2018年9月、青木は先輩社員、同期入社の社員、中途入社の社員らをおさえて入社2年目ながら「優秀社員賞」に選出されます。これは半期ごとにダイジョブでもっとも活躍した社員1名を表彰するもので、青木は売上目標の200%を達成したという理由で、同社のマネージャー職以上の社員の推薦によって選ばれたのです。
10月には、ヒューマングループ各社の優秀賞受賞者が一同に会しての表彰式に出席しました。「私が選出されるなんて恐れ多い」と言いながらも、青木はこう振り返ります。

青木「売上はお客様への貢献の証。だから『毎月の目標は絶対に達成しよう』という意気込みで、がんばってきました。でも私にとっての大きなやりがいは、やはりクライアントから頼りにされ、役に立てていると実感できることなんです」

青木が所属する営業チームでは、人材紹介会社約50社、一般企業約140社のクライアントを抱えています。そうしたクライアント企業に対するフォローも重要な仕事です。

転職情報サイト「Daijob.com」に掲載する企業紹介ページや求人ページの制作、サイトに登録した求職者に送る「スカウトメール」の作成も、クライアントの相談を受けながら一緒に作り上げていきます。

青木「人材サービス会社は、転職を考えている人や人生で新しいチャレンジをしたい人を応援する会社です。私の仕事は、そんな人たちに向けて、新しい仕事や活躍できる場の選択肢を増やすことに役立っている。そう考えると、すごくやりがいがある仕事だな、と感じます」

営業の厳しさと自分の力不足を痛感しながら奮闘した入社1年目、そして大きく成長と飛躍を遂げた2年目。そしてこれからの3年目に向けて、青木はこんな夢を描いています。

青木「来年4月には新卒の社員たちが入社してくるので、後輩たちの指導や教育にも取り組んでみたいですね。将来的にはもう少し英語力を磨いて、外資系のクライアントにも積極的にアプローチしていけたらいいな、と思っています」

プライベートでは大学時代に長期滞在したカナダとオーストラリアに加え、社会人になってからは中国、ベトナム、韓国などアジア地域を中心に海外旅行に出かけている青木。入社前に思い描いた「いろんな国の人と関わる仕事」をきわめるために、また新たな目標に向けて走り始めます。

※2018年11月に取材した内容に基づき、記事を作成しています。肩書き・役職等は取材時のものとなります。