マネジメントメッセージ Management Message

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申しあげます。

当社グループの第22期第2四半期累計期間(2023年4月1日〜2023年9月30日)の事業概況と通期の見通しについて、ご報告申しあげます。

第22期 第2四半期累計期間を振り返って

 当社グループは、「事業の高付加価値化と利益率の向上」を成長戦略のテーマとし、教育を中心としたビジネスモデルの強化、DX 推進による業務効率化と高付加価値ビジネスの創造、事業戦略に則したM&A推進に注力するとともに、綱領「為世為人」、バリュープロミス「SELFing」から成る経営理念に基づき、社会と人々に貢献すべく「人を育てる」事業、「人を社会に送り出す」事業を中心としたビジネスモデルの強化・発展に取り組みました。

 人材関連事業は、人材派遣における人材需要の高まりを受けて、就業スタッフ数が増加しました。教育事業は、独自の学習プラットフォームである「ヒューマンアカデミーassist」のサービス品質向上に注力しました。介護事業は、施設稼働率が改善しました。

 以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は、前年同期比5.2%増の47,274百万円となりました。利益面では、人材関連事業と介護事業の増益により、営業利益は前年同期比40.0%増の1,041百万円、経常利益は前年同期比17.8%増の1,050百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比7.6%増の603百万円となりました。

通期の見通しについて

 通期における連結業績見通しは、売上高97,053百万円(前期比6.0% 増)、経常利益2,632百万円(前期比4.6% 増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,537百万円(前期比5.8% 増)を見込んでおります。

 人材関連事業においては、人への投資促進機運の高まりから、リカレントやリスキリングによる人材育成が求められる中、派遣スタッフに対して「SELFing」を通じたキャリアづくりを支援し、育成型派遣の強化やリモートワーク派遣など多様な働き方の実現に注力してまいります。

 教育事業においては、社会人の学び直し需要に対してDX(デジタルトランスフォーメーション)化が求められる中、「ヒューマンアカデミーassist」の活用を通じ、受講生の学習サポートや個別最適化学習の提供などサービス品質の向上に取り組んでまいります。

 介護事業では、グループホームや小規模多機能型居宅介護のドミナント展開エリアにおいて「CCRC* 事業モデル」を構築・積極展開するとともに、IT 活用による運営事務作業の効率化や業務負担の軽減などを通じ、介護サービス品質の向上を目指してまいります。

 スポーツ事業では、プロバスケットボールチーム「大阪エヴェッサ」において、新B1基準に対応すべく、ファンとの関係構築を推進し、集客力を強化してまいります。ネイルサロン運営事業では、既存店舗の収益力強化とともに、自社ブランド商品の開発強化と拡販に努めてまいります。IT 事業では、DX 推進ニーズの中で、WEBマーケティング分野における案件の獲得に注力してまいります。

 株主の皆様におかれましては、何卒格別のご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申しあげます。

*「Continuing Care Retirement Community」の略称。高齢者が健康な段階で入居し、終身で暮らすことができる生活共同体。

2023年12月

代表取締役社長

佐藤 朋也