ヒューマンホールディングス

国内の人材市場動向数値 (建設業界編)6月 ヒューマンタッチ 

建設業界の転職支援と人材育成のヒューマンタッチまとめ

ヒューマンホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤朋也)の事業子会社で、人材紹介・エンジニア派遣・行政自治体向けアウトソーシング事業などを行うヒューマンタッチ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:髙本和幸)は、最新の人材市場に関する公的データをまとめたレポート 『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2015年6月』 を発表しました。
建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。
 
 
ダイジェスト

1.建設業界のトピックス

建設業界では維持・修繕工事や施設・設備の管理分野を中心に、今後も建設専門職へのニーズは堅調に推移
 
平成25(2013)年度版の「建設工事施工統計調査」によると、同年度の元請完成工事高は52兆3千億円(前年比111.0%)と大幅に伸び5年ぶりに50兆円台となった。

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復興需要、東京オリンピック需要、消費税増税前の住宅の駆け込み需要等の影響から、新設工事が2012年度の32兆8千億円から37兆4千億円(前年比114.0%)へと大幅に伸びたことが市場を牽引した。
 
また、維持・修繕工事は2009年度から増加傾向が続いており、2013年度には14兆9千億円となった。2014年版の「国土交通白書」によると、1964年の東京オリンピックの頃に整備された首都高速1号線をはじめ、高度成長期以降に整備した社会インフラ(道路、橋梁、トンネル等)が急速に老朽化し、今後20年間で、建設後50年以上経過する社会インフラの割合が加速度的に高くなる見込みである。また、我が国の住宅はストック中心の時代を迎え、今後はリフォーム需要が拡大すると思われる。
 
このような背景から考えて、新設工事は2020年の東京オリンピックを境に、景気動向によっては落ち込む可能性もあるが、維持・修繕工事の需要は拡大傾向が続くと予想され、施工管理等の建設専門職へのニーズは堅調に推移すると思われる。
 
また、このように我が国の建設物がストック中心の時代を迎えたことを背景に、設備管理・施設管理の職種へのニーズも高まっていると思われる。例えば、当社の社内データによると、設備管理・施設管理の職種の成約者は2014年度には前年度の約2倍に増加している。
 
今後、当社でも市場ニーズに応えて、施設・設備管理分野の専門職の転職支援に力を入れていく。
 
 
<工事種類別の元請完成工事高の推移>
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出典:国土交通省「建設工事施工統計調査」より作成

 
2.建設業界の最新雇用関連データ (2015年5月30日公表)

(1)  就業者数と雇用者数
建設業の2015年4月の就業者数は510万人(前年同月と同じ)、雇用者数は412万人(前年同月と同じ)。
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出典:総務省「労働力調査」より作成
 
(2)  建設業の新規求人数
建設業の2015年4月の新規求人数は62,930人(前年同月比94.5%)と、9カ月連続で前年割れ。
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出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
 
(3)  建設専門職の雇用動向
建築・土木・測量技術者の2015年4月の有効求人倍率は3.57倍(前年同月比マイナス0.10ポイント)と若干の低下になったが依然として高水準が続く。
 
<実績(常用・除くパート)>
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<対前年同月比>

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出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
 
(4)  建設技能工の雇用動向
建設・採掘の職業の2015年4月の有効求人倍率は2.70倍(前年同月比マイナス0.01ポイント)とほぼ横ばいで推移し、人手不足の状況が続く。
 
<実績(常用・除くパート)>
HT_201506_総研6月_表5.jpg

<対前年同月比>

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出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」より作成
 

【本レポートの全文はこちらから】
ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2015年6月)
http://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201506.pdf
※ヒューマンタッチ㈱は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。
 
 
ヒューマンタッチ株式会社 会社概要 ————————————
●代表者 :代表取締役 髙本 和幸
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿木村屋ビル1F
●資本金:1億円
●URL:http://human-touch.jp/
 
 
 
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