英国国立ウェールズ大学経営大学院 MBA(日本語)プログラム
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浜田恵美子氏
※2008年11月より現職。また、浜田氏は2008年10月より当プログラム東京校において「イノベーション・マネジメント」科目も担当しています。

今、2年間のMBAプログラムの終点に立ち振り返ってみると、実りの多い2年間だったと思います。入学のときは、会社生活20年の経験がありましたので、“わざわざ”、“なぜ”周囲からは言われました。しかし、会社の経験はどうしても限られた分野・人との関係になり、本当に自分を知り、変える場にはなりません。20代で勉強したときには、理工系でしたから、マネジメントを勉強したことは全くありませんでした。経営の視点が求められるポジションになってみて、これでいいはずがない、とも感じていました。そこでもっと自分の力をつけたい。会社での力でなく、世の中で通用する自信を身につけたいと思い、このプログラムへの参加を決めました。

プログラムの中では意識的に自分を追い込みました。土曜日は授業で一日集中を途切らせることはできませんし、日曜日は予習、復習、課題と忙しい時間になります。厳しいですが、参加者は同じように忙しい中で学ぶことを選択した人ばかりですから、お互いの時間の貴重なことをわかっています。先生も自らMBAを苦労して取得し、いろいろな経験を積んだ方ばかりです。学生にとって同級生も先生も師であり先輩でもあるのです。

この2年間で、大人は自分でお金を投じて学ぶ場を求めて行かなくてはいけないということ、学ぶことは楽にできることではなく、ひたすらに前向きに努力することだと改めて思いました。教えてもらえるといった受け身の態度では続きません。自分から悩み、そして考えるからこそ得られるものも大きいのです。ウェールズ大学がそういう緊張感の高い場であり続けて欲しいと思います。きっと学びたい人の貴重な機会を提供してくれると思います。
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山本耕志氏
技術力をベースとしてオーディオ機器の商品企画を行い、ヒット商品を生み出していました。しかし、市場が成熟化するに従い、“もの造り”だけでは勝てない時代を経験し、新たな企業の成長戦略を習得すべくMBA受講を決意しました。

企業で働きながらMBAを取得すること、それは予想以上に「厳しい毎日」であり、高いモチベーションと覚悟が必要です。ここで学んだ内容は、多くの視点から論理的に事業のあり方を見つめることができとても斬新な問題解決を体験することができます。

また、多くのケースメソッドをこなすことにより、プレゼンテーションやハードな議論を通して様々な問題や現象に関する理解を深めたり、企業戦略の問題点や、起業家の成功、失敗要因等を行なうことによって、アカデミックな要素を実践的に把握することができます。

在学中は、同じ志を持つ学友や経験豊かな教職員に囲まれ、専門的な思考法や多くの相違と出会うことにより、自らの考えを進化・発展さるべく“刺激”に出会うことができ、「厳しい毎日」を乗り越えることができました。

“刺激”を体感させてくださった学友、教員へ感謝すると共に、自らも変化する競争環境の中で、所属する企業の理想的な競争戦略を追い求め、ここで身に付けたダイナミックな思考法を進化させるため、MBA取得後も切磋琢磨して様々な戦略論を読み漁り、時にはホルダー同士で議論を交わし、“刺激”を忘れぬように、そしてそれに負けぬように、切磋琢磨を続けています。

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田中澄子氏
研究企画部への異動に伴い研究本部内のITシステム構築に関わり、研究だけではなく経営の視点も必要だと感じたのが入学の動機です。仕事を続けながら週末に通学し、MBAを取得することができるのがこのプログラムの魅力です。これまで関心のなかった分野や、興味はあったものの勉強したことはなかった分野の講義を受けることで、身近ではなかった企業の仕組みや制度を理解することができました。

選択講義科目の医療経営概論、医療の戦略と実践では医療機関の視点での講義や課題があり、製薬企業の視点と医療経営の視点の違いを実感することができました。

限られた時間の中で、20歳代から60歳代までの職種も業種も異なるクラスメートと議論しながらレポートをまとめるのは大変でしたが、非常に良い経験になったと思います。得意分野も個性も違う人達がお互いに認め合いながら議論できる機会は他では得られないものだと思います。睡眠時間と提出日を気にしながらレポートを仕上げる訓練を積むことで、仕事の場でも期限内に最大限の結果を出すことができるようになったと思います。毎晩、眠気と戦いながら講義の予習や課題をしたり、お正月の3日間部屋にこもりっきりで3つもの課題を仕上げたりしたことも、今となっては懐かしい思い出です。

目の前の仕事に何とか対応したいという気持ちで入学しましたが、2年間の学生生活を通じて、それ以上のことを学べたと思います。在学中も卒業後も、会社での仕事の内容は次々に変わっていますが、ウェールズ大学で習得した経験と知識を生かしていきたいと考えています。
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岡本陽氏
「経営とは何ぞや?」−経営トップ直属のスタッフとして長年勤務していた私にとって、いつしかそれは大きな疑問となっていました。確かに「手段」としての経営スキルは机上の学習で学ぶことができます。しかし、実際の現場で行なわれている経営者の意思決定は、理屈や理論だけでは到底説明のつかない何か(まだにartistic(芸術的)な何か)が働いていると日々感じるようになっていました。

 ウェールズに入学したのは、そうした学究的な欲求を満たしてくれる実務経験豊かな講師陣、さらにキャリアを中断せずに通えるという利便性、そして何よりも僕と同じように刺激に飢えた学友達に囲まれ、「新しい自分を発見できる」という期待を十分に感じ取れたからです。

 学習のスタイルは人それぞれですが、僕は何より楽しく学び、吸収することができました。課題について一晩中チャットしたり、徹夜でレポートを書いたことも、もはや既に良い思い出です。最先端の意思決定理論や組織行動論について十分な講義を受け、当初の問題意識であった「経営者の感覚」にも少し近づくことができたのではと満足しています。

 仕事と学業の両立は大変ですし、当然ながら周囲の理解も必要です。しかし、まずは「一歩踏み出す力」、「言い訳をしない力強さ」を持つこと、それはいつしか揺るぎない自信につながっていくものと思います。皆さんもまずはウェールズの門をたたき、新しい自分を見つけてはいかがでしょうか?
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阪東千栄子氏
MBAプログラムを経験したことで、身に付いたのは、何より「視野が広がった」ということです。このことは私の仕事全体に、大きな影響を与えてくれました。

 例えばプロジェクトの意思決定の際も、「この判断は部分最適ではなく、全体最適になっているだろうか」、「シニアマネジメントの視点からは、どれが最も重要だと判断されるだろうか」等、これまでにない角度からの思考が可能になりました。また、自分とは異なる考え方を「貴重な財産」と感じ取れるようになり、今までよりもチャレンジングな方法で行なうことにも、より積極的になりました。

 「視野が広がった」理由の一つは、異なる産業の人との接点がもてたことにあります。ケーススタディなどを通じてディスカッションを深めることで、これまで自分自身が身を置いてきた業界とは違う、多くの知恵に接する新鮮な体験ができたからです。もう一つは、課題作成の際に読んだ図書や論文との遭遇です。「この分野でこんなにも深い研究がなされていたのか」と知り、自分は全くの不勉強だったと強く気付いたからです。

 プログラムを受講中だった私にとって、MBAとは「この機会でしか学べなかった貴重な経験」であり「自分の不勉強の度合いを数値で示してくれた尺度」でした。

 そして今、プログラムを修了して感じるのは、MBAとは「自分のキャリアの一通過点である」、ということです。スキルも含めて、ここで学んだことを全部生かし、自分のキャリア及び学ぶの両方において「次のステージ」に進みたいと思っています。
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